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2019年10月05日

アメリカと日本の働き方と労働生産性の決定的な違い

 ども勉三です。外資系のコンサルティングファームで働いているため、アメリカのチームと一緒に仕事をすることも多いのですが、彼らとの共通点・相違点について気づいたことをまとめてみました。

日本人とアメリカ人の労働観は思っているよりも近い

 まず相違点を並べる前に、共通点の方が多いということを強調しておきます。我々、日本人は単一民族に近い社会で育ってきたため、異文化と接したときにどうしても自己との相違点の方に着目しがちです。しかし、これは互いの差異をもってお互いを理解するというスタンスであるため、異なる民族・文化の人がともに協力して仕事を進めていく時には必ずしも適切ではありません。

 実際、一緒に仕事をしてみると日本人とアメリカ人というのは労働観においては似ている部分が多いと感じます。もちろん、アメリカでは上下格差が大きく、いわゆるブルーカラーワーカーや市井でサービス業に従事している人たち同士で比較すると、日本の方が圧倒的に労働倫理観は高いと思います。

 しかし、トップティアのコンサルティングファームに勤めているようなアメリカ人と日本人を比較すると、どちらも昼夜を問わず長時間働きますし、上司のいう事には基本服従し、クライアントとのコミニュケーションには細心の注意を払い、アウトプットには最大限のコミットメントをします。

 そういう意味で、日本人とアメリカ人は一番とまでは言いませんが、労働観についてはかなり近いというのが勉三の私感です。それを認識したうえで、以下で違いを述べていきます。

アメリカ人の方が仕事の進め方は圧倒的に効率的

 これが最も大きな違いですね。同じようなタスクがあった場合、日本人同士で進めるのと、アメリカ人同士(あるいはアメリカ人がレビューアーになって、日本人が実務するでも同様ですが)で進めるのとで比較すると、実所要時間に2〜3倍は差がでるというのが実感です。

 日本人の上司は部下に対する指示が明確でないことが多いです。また、レビューの際も部下の自発的な提案や意見を好むことが多いです。いわばボトムアップ的な仕事の進め方と言えます。これに対して、アメリカは上司の指示が明確でよりトップダウン的な仕事の進め方をする傾向があります。

 なので、日本人同士で仕事をすると、部下が提出した資料を上司がレビューし、そこで議論して、やり直すというサイクルを何度も長時間かけて繰り返しがちです。アメリカだとその回数が少ないし、上がきちんと考えて、最短で済むように合理的な仕事の汲み方をするので非常に効率的です。

日本人は目の前の締め切りに追われがち

 また、これも良し悪しで一概に悪いとまでは言えないのですが、日本人の方が締め切りを絶対視する傾向があると思います。何か計画を立ててプロジェクトが走り出すと、締め切りを順守することが絶対になってしまい、それ以外の生産性や品質といった部分は二の次になってしまいやすいと言えます。

 例えばですが、毎週作成に数時間かかっているレポートがあったとします。自動化すれば作業時間を大幅に減らせるものの、自動化のためにもリソース(コスト、工数両面で)が必要というケース。恐らく、いろんな職場や仕事でこういったケースはよくあると思うのですが、日本人は自動化により便利になることは分かっていつつも、日々の業務に追われてそのまま何年も同じやり方で走り続けることが多いのではないでしょうか。

 あくまで傾向ですが、アメリカ人はこのようなケースでは、日本人よりも早期に自動化しようと動き出すことが多いと思います。日本人からすれば「それぐらい多少時間がかかっても自分でやるから大丈夫だよ」と思うようなことですら、とにかく人力でやるのは悪、出来る限り省力化しようという方向に進みます。

 もちろんアメリカ人も締め切りを気にしないというわけではありません。しかし、それと同じぐらい業務効率化を重視するということです。そのためには、追加のリソース投下や、場合によっては締め切りの変更が必要になるため、現場だけではなく、マネジメントが積極的に介入する必要があります。ここでも、ボトムアップ的な日本と、トップダウン的なアメリカの違いが表れているのではと思います。

最後に

 いかがでしたでしょうか。日本は昔から先進国の中でも時間あたりの労働生産性が最低だということは、よく言われてきました。実際にアメリカ人と一緒に仕事をすると、彼らの圧倒的に効率のいい時間の使い方には感心せざるを得ません。というか日本人は労働時間にルーズすぎます。

 また、締め切りを守ることは美徳でもあるのですが、日々の仕事に追われるあまり、効率化が後回しになってしまうのも日本人の特徴だと思います。

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posted by 勉三 at 03:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア
2019年09月28日

日本の銀行やメーカーはもはやトップ層が目指すところではなくなった

 ども勉三です。30年ほど前は大学生たちの就職先は大手の都市銀行、証券、保険、メーカーが人気で、優秀な学生たちがこぞって目指していました。

 ところが現在、東大や京大の就職人気ランキングの上位を眺めると、上位はコンサルや投資銀行、しかも殆どは外資という有様です。かろうじて総合商社が残っているぐらいで、30年で大きく様変わりしてしまったのを実感します。

 今回はこの変化の意味合いについて考えていきたいと思います。

就職ランキングが外資系ばかりになったのは当然

 これは、この30年で日本企業の地位が大きく落ちてしまったことを考えれば、ある意味当然の帰結と言えます。例えば下記の図は、平成元年と平成三十年で世界の時価総額上位の企業を比較したものです。

 1989年には上位を殆ど日本企業が占めていました。ところがそれから30年後、上位に残っている日本企業はトヨタ自動車だけ。

 東大や京大といったトップの大学生は就職先を選べる立場ですから、大きな仕事ができ、待遇もいいトップ企業に行きたがるのは当然です。そのトップ企業がこの30年で入れ替わったのですから、就職人気ランキングもそれを反映しているとみることができるでしょう。

 ただ、時価総額最上位を占めるアップルやグーグルといったテックカンパニーは、基本的に研究開発を行っているのはカリフォルニアで、各国の拠点における技術職の需要はローカライズ+アルファで小さく、あとはマーケティング部隊ということになるかと思います。そのため、日本のトップ大学生にはそこまで人気というわけでは無いのでしょう。

 また、コンサルティングファームは待遇はいいですが、殆どが非上場で例外はアクセンチュアぐらい。ですので、時価総額ランキングから就職人気ランキングを全てを説明することはできませんが、両者とも「ここ30年で日本企業のプレゼンスは大きく低下した」ということが根底にあることは推測できるかと思います。

しかし今だに日本の大企業は「山の頂上」だと思われている

 ところが、このような30年の世界経済の変化に関わらず、日本人は変化に鈍感です。例えば、就活生の親世代、あるいは祖父母世代などからすれば、いまだに日本の大手銀行、保険会社、メーカーは「自分の子供や孫がそこに入れば鼻高々になる」ようなところでしょう。この傾向は地方に行くほど顕著です。要は情報が古い時代のままアップデートされていないのです。

 また、この30年で日本の中間層が没落し、平均年収で見ればそれほど大きくは変化していませんが、年収400万円未満の割合がグンと増えました。そういった層からすれば、日本の銀行やメーカーは未だに「手の届かないところ」なのです。

 このため、上位大学生でも未だに就活で日本の銀行やメーカーを目指す人が多いです。先ほど上で紹介した東大生・京大生の人気ランキングでは、ようやくその傾向に変化が現れてきましたが、そういった一部の上位大学の上位層の学生を除くと、未だに親世代や祖父母世代の就職人気ランキングに引きずられているのが現状ではないでしょうか。

年収1000万は目指すものじゃなく当たり前のライン

 これも衰退中の日本にいると気づかないのですが、今の時代、優秀な学生にとっては年収1000万なんて安すぎますよ。外資コンサルでは入社して数年で到達しますし、戦略系ならマネージャーになれば2000万円です。外資金融ならもっと高い。文字通り年収1000万なんて最低ラインとしか思えなくなってきます。

 ところが成長の止まった日本だと未だに年収1000万がお金持ちのラインとして認識されてしまっています。優秀な学生もこの認識に引っ張られて、日本の大企業に就職することで満足してしまっている人が多いように思います。

 ですが、勉三から見れば「せっかく勉強して世界でもトップレベルの能力があるのに勿体ないな」と思ってしまいます。英語力と少しの勇気さえあれば、すぐに年収は何倍にもなるのです。

 なのに、年収1000万という低すぎるラインをこえるのですら、10年以上も順番待ちをし、1500〜2000万到達するのは同期に1人いるかいないかというのは、なんだかなと思ってしまいます。

最後に

 いかがでしたでしょうか。日本の銀行やメーカーはもはや頂点ではなく、経済のヒエラルキー全体でいえば中腹ぐらいと認識した方がいいと思います。日本だけにいると気づきにくいですが、今はさらにその上に山が伸びていっています。このことに早く気付くべきです。

 考えてみれば、日本も昔は国民の殆どが農業に従事していました。それほど遠い昔ではありません。そこから、二次産業や三次産業という「これまでに無かった」仕事がどんどん生まれていき、逆に農業従事者の方が少数派になっていったのです。これが「山が上に伸びる」という現象です。

 ところがその後も世界経済は成長と進化を続け、山はどんどん上に伸びていっているのに、日本経済が停滞しているために、日本人はそれに気づかないのです。そしていつまでも、日本の大手銀行や大手メーカーを山の頂上にいると信じてしまっているのです。

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posted by 勉三 at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア

新卒就活の成否はほぼ文章力で決まる

 ども勉三です。新卒就活というともはやかなり昔の話になってしまいましたが、今でも鮮明に覚えています。新卒の就職活動って肉体的にももちろん大変なのですが、辛いのは精神面だと思います。社会に出て仕事ということを体験したことがない状態なわけですから、自分が優秀かどうかも分からず、何かモヤモヤしたものを抱えながら暗闇を手探りするかのごとく、とにかく色々受けて最終的には運よく本命の業界大手メーカーの研究職に決まったのを覚えています。

 今から考えれば、その人が就活でうまくいくかどうかは一瞬で分かります。会話なら5分も話せば十分ですし、文章なら自己PRや志望動機を読めば十分です。それだけで「この人は大手に行けるだろうな」「この人は厳しいな」ということはだいたい分かります。

 なぜでしょうか。それは「就活の成否はほぼ文章力で決まる」ことを勉三は経験から知っているからです。

ESを短時間でちゃっちゃと書いて提出できる人は就活うまくいく

 勉三が大学院生時代に周りを見ていて最初に気づいたのは、就活で苦戦する人はエントリーシートを期限内に出すことすら苦戦しているということです。「え?こんな簡単な書類を、しかも期限もたっぷりあるのに出せないってどういうことなの?」と内心思ってしまったほどです。バカにするわけでもなく、本当に信じられませんでした。

 これにはもちろん「締め切りに対する意識の違い」も当然あるのですが、それと同じぐらい「文章力」の差が大きいのではと思います。就活がうまくいく人は短時間で「筋のいい」文章を書くことが出来るのです。この文章力は本当に個人差が大きく、大学の偏差値と相関はしますが、その中でも当然バラつきはあります。

適当な作り話を盛り込めない人はダメ

 あと勉三が就活時代に見ていて思ったのは、話を盛ることに抵抗がある人は就活もダメだし、会社に入ってから仕事もできないということです。

 エントリーシートの自己PRや志望動機なんて、別に事実だろうと事実でなかろうとどうでもいいわけです。もちろん、学歴や年齢といったものは偽証してはいけません。しかし、自己PRや志望動機に書くエピソードなんて、架空の話であっても後から検証されるなんてことはありませんし、そもそも入社する頃には誰も覚えちゃいません。

 このあたりが柔軟にできない人というのは、自分の中の狭い正義感に固執しがちで、就活や仕事という清濁合わせ呑まなければいけないビジネスの世界では、あまりにナイーブすぎて苦労することになると思います。

 勉三は自分に興味のないどんな業界の志望動機でも30分程度時間があれば書ける自信があります。例えばインフラ業界なら「当時〇〇に住んでいて震災を経験し、その時に真剣なまなざしで復旧に従事されていた作業員の方の姿を見て、私もこの業界で働きたいと〜」みたいなことを適当にデッチあげて書けばいいのです。

 もちろん、あまりに見え透いた嘘で、全くのリアリティがないのはダメです。ただ、「嘘はすぐ見破られるから意味がない」というのも間違い。誰もが信じる嘘をつけばいいのです。仕事の能力と、うまく嘘をつく能力はほぼ相関します。テレビの芸人さんなんかは、バラエティ番組では体験を脚色して本当かのように話しているわけです。いわゆる「ネタ」というやつですね。あそこまでレベルが高い必要はありません。誰でもできることです。

面接も文章力で決まる

 文章力というと紙に書くことだけのように思われるかもしれませんが、会話にも大きくかかわってきます。何故なら、我々が喋っているのもまた文章だからです。もちろん書き言葉と話し言葉で異なる部分もあり、会話はより瞬発力が要求されるなどの違いはありますが、根底となる文章力は共通です。それも「遅くじっくり考えて良い文章が書ける」よりも「速くぱぱっと考えてそこそこの文章が書ける」方が重要です。

 面接というのは、相手の質問に対していかに「気の利いた」ことを返せるかどうかです。ストーリーを組み立てて喋るというのは、エントリーシートの作文と共通点が多いです。

 であるがゆえに、ESすら短時間で仕上げられない人は、面接でもうまくいかず、就活自体に苦戦する可能性が非常に高いのです。

最後に

 いかがでしたか。今回、文章力=就活力という話をしましたが、何も就活に限らず仕事でもそうですね。それほど文章力というのは実務の上では非常に重要なのです。なぜなら、会話にしろドキュメントにしろ、文章を作るということがコミニュケーションの全ての土台であるからです。

 だから昔から読書をしろと言われるわけですね。文章力を上げるには読書が一番です。インプットなしに良い文章は生まれてきません。

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posted by 勉三 at 02:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア