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2020年10月11日

仕事で使える英語表現(21):defer to (〜に任せる、従う、委ねる)

defer to (〜に任せる、従う、委ねる)

 ども勉三です。「仕事で使える英語表現」の第21回目。今回は defer to という句動詞を取りあげます。

 defer という動詞は、辞書を引くと put off や delay と書かれていて、「延期する」「遅らせる」といった意味があります。しかし、defer to という表現になると「〜に任せる」「〜に従う」「〜に委ねる」といった少々違う意味になります。

 例文を見てみましょう。

Eric: Thank you for the update. So, you mean we should revise the contract, right?

エリック: 報告ありがとう。で、契約書を修正したほうがいいということかね?


Rob: That's my suggestion. But I'd like to defer to advice from Legal division, given the complexity of the scheme.

ロブ: あくまで私からの提案という位置付けです。スキームの複雑さを考えると、法務部からのアドバイスに従うのが良いかと思われます。

 若干意訳気味ですが、ここでは最終決定を法務部に委ねており、それを表現するために defer to が用いられています。「〜に任せる」という表現は他にも、leave it (up) to somebody や it's one's call などがあり、日常会話ではそちらの方がよく使われますが、使い方によっては「彼らが決めることだ」的な若干受身的なニュアンスが出てしまう可能性もあります。

 defer to はもう少し高級でかしこまった表現で、丁寧さも加わるのでよりビジネスシーン向きです。

 もう1つ例文を見てみましょう。

That's my understanding of the situation. I will defer to John's comments as well.

以上が私の理解になりますが、ジョンさんからのコメントもお伺いしたいです。

 ここでは、defer to one's comments という言い方で、ジョンさんからのコメントに任せる、すなわちコメントをお願いしますということをやや婉曲的に表現しています。こういった場面は英語で会議などをしているとよくありますが、表現になれていないと自分がコメントを求められていることに気づかないという事態にもなりかねませんので、覚えておいた方がいいでしょう。

最後に

 いかがでしたでしょうか。今回の表現は少し難しいですが、英語でビジネスをしているとたまに見かける表現です。使いこなせるようになるとぐっとビジネス英語の洗練度が上がるので、覚えておくことをおすすめします。

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posted by 勉三 at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語
2020年10月09日

仕事で使える英語表現(20):Never mind / NVM (やっぱりナシで)

Never mind / NVM (やっぱりナシで)

 ども勉三です。「仕事で使える英語表現」の第20回目。今回は Never mind について取りあげます。

 日常会話でも仕事でも、何かを人に頼んでから、「あ、やっぱりナシで」「さっき頼んだけど忘れて」というシチュエーションって結構ありますよね。そんな時に覚えておくと1語で便利な表現が Never mind です。

 例文を見てみましょう。

Tom: Hi, Jack. Can you prepare a deck for the meeting tomorrow?

トム: やあジャック。明日の会議に向けて資料作成をお願いしていいかい?


Jack: Sure. Can you give me more specifics for what it should look like?

ジャック: 構わないよ。どんな感じの資料がいいかもう少し詳しく教えてくれないか?


Tom: Oh, never mind. I asked Lisa to do that. I forgot it. Thank you anyway.

トム: あ、やっぱりいいや。もうリサに頼んであったんだ。忘れてたよ。でもありがとう。

 こういった場面は多いのではないでしょうか? Never mind 以外にもいくつかポイントとなる表現が登場しているので解説しておきたいと思います。

deck はここでは PowerPoint のファイルのように、複数のスライドから構成されるプレゼンテーション用の資料のことを指して使われています。カードゲームやトランプのデッキという言葉がありますが、あれと同じことですね。カードやスライドが束になったものを指します。もちろん、presentation materials などと発表資料を直訳して表現しても構いません。いずれもよく使われる表現になります。

 最後に Thank you, anyway という表現が出てきていますが、これも定番表現なので覚えておきましょう。もちろん、Thank you という表現は誰でもご存知だと思いますが、それに anyway をつけると特別な表現になることは意外と知らない人も多いと思います。Thank you, anyway で 「(本来想定していた結果と違うけど)とにかくありがとう」という意味になります。

 なお、Never mind は NVM あるいは nvm のように略して書かれることもあります。親しい人とのメールやチャットではよく使われる表現です。これも初めて目にするとまず理解できませんので、覚えておきましょう。

最後に

 いかがでしたでしょうか? この never mind を知らなくても同じことを伝えることはできると思いますが、やはり定番表現というのは一発で誤解なく伝わるので便利なものです。例えば thank you という定番表現を知らないと相手に感謝を伝えるのはぐっと難しくなるでしょう。それと同じことです。

 定番表現は知っているか知っていないかだけの違いですが、他者から見た英語力は大きく変わるので、よく使うものは少しずつ覚えていきましょう。

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posted by 勉三 at 02:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語
2020年09月21日

「東大京大生がコンサルに進むのは国家の損失」という考えは大間違い

優秀な大学生がコンサルに進むのは国家の損失!?

 ども勉三です。コンサルという業界あるいは職種はすでに一般にかなり認知されるようになってきており、東大生や京大生の就職希望先の人気ランキングでは、かつて上位を独占していた総合商社、広告代理店、メガバンクなどを押しのけて上位を独占しているようです。

 これに対してはネット上の議論では賛否両論で、反対意見の中には理解できるものもあるのですが、ほとんどが的外れであり、勉三の感想としては「コンサルや大企業がどういう仕事をしているのか、全然知られていないんだなあ」と思いながら見ています。

 今回は、そんな反対意見に対して、1つ1つ、実際は違うよということを解説していきたいと思います。

「新卒でコンサルに進んでもアドバイスなんてできるわけがない」説

 これに関しては、コンサル業界に対する認識が純朴すぎるというか、実態をご存知ないのだと思います。

 コンサルがクライアントに提供する価値は2つあると思っています。1つはクライアントの知らない「知見」を提供すること。これは一般の「コンサルティング」というイメージと同じですね。しかし、コンサルが提供するのはそれだけではありません。もう1つは「労働力」です。

 例えば、ある企業がどこか別の企業を買収しようとした場合、一時的に莫大な労働力が必要になります。その度に正社員を増やしていたら、買収が完了したら無駄になってしまいます。これを補うのがコンサルというわけです。

 また、日本では正社員に対する解雇規制が厳しく、いったん社員として雇うと解雇しづらいため、大企業はどこも社員数を最小限に絞るようにしています。また、昨今の働き方改革により、正社員の労働時間は最小限に留めようと言うインセンティブが強く働くようになっています。そのため、自社の社員は必要最低限の数にしておき、一時的に忙しくなる分は派遣、外注、コンサルなどの外部の力を借りて業務を遂行するというトレンドは、解雇規制を緩和しない限り今後も続くことでしょう。

 このように、コンサルに求められているのは、汎用性と生産性の高い知的労働力の供給という側面が強く、そのためには東大生や京大生(の中でもさらに上澄みの)ような優秀な学生は、たとえその時点でインダストリーの知識がなくとも、非常にコンサル向きだと思います。

 そしていったんコンサルになってしまえば、例えば戦略系なら平均3ヶ月程度ごとにプロジェクトが変わり、いろんなプロジェクトを経験することで、事業会社にいるよりも何倍もの速度で専門性を身に着けることができます。もちろん、特定の業務に対する深い理解という意味では、事業会社で何十年もやってきた社員さんに勝てるわけがありません。ですが、同じメーカーでも生産の人は研究の人が何をやっているかはほとんど知らないものです。新卒のコンサルであっても、経験を積んでいけば、知識の深さより広さで勝負できるようになります。

「優秀な大学生がコンサルに行くのは国家の損失で、官僚やメーカーの研究者になって欲しい」

 これもよく聞く意見なのですが、はっきり言って大間違いです。例えば理系でいえば、大学の研究者とコンサルを比べるならともかく、優秀な人はメーカーの研究者になるぐらいなら、外資系の戦略系コンサルティングファームに行ったほうが日本のためになると思います。

 こういう意見の人って、おそらく日本のメーカーの過去の栄光に引きずられているんだと思います。昔、プロジェクトXというNHKの番組がありましたが、(美化されているとはいえ)あそこに出てくるような研究者や技術者のイメージですね。

 しかし時代は変わりました。世界的に名を知られているメーカーでさえ、一研究員ができることは限りなく小さくなっています。また、イノベーション自体も、従来のように純粋に技術開発というよりも、いかに早く既存技術を組み合わせ、市場を見つけ、投資するという「非技術開発」の部分が締める比重が大きくなっています。その好例は iPhone です。iPhone は技術的にはそれほど目新しいことはなく、やろうと思えば日本のメーカーでも作れたものだそうです。つまり、いくら頑張って研究なり開発なりをしても、iPhone のような製品は生まれてこないのです。

 また、日本のメーカーのような大企業では経営者との距離が遠すぎて、20代や30代の社員では全社的な戦略に対して影響を与えるような仕事はほぼさせてもらえないのが実情です。CEOやCFOなどの所謂Cクラスの役員たちは雲の上の存在ですからね。勉三はコンサルになる前はメーカー勤めでしたが、社長が研究所や工場を訪問するなんて日には、天皇陛下がやってくるのかと思うぐらい事前準備してましたからね(笑)

 ところが、外資系の戦略コンサルティングファームなどであれば、入社してすぐにそういった「社員にとっては雲の上の人たち」と一緒に仕事をすることができます。若いうちから超優秀な役員の方達と仕事ができるというのは、自信の学びになるだけではなく、インパクトの大きい仕事ができるという意味で非常にやりがいがあることです。

 そう考えると、優秀な人がやるならどちらの方が社会のためになるでしょうか? 一方は、社長もよく知らないような小さな現場の細々とした雑用。一方は、若い頃から役員たちと全社戦略などの議論。勉三はメーカーの一社員になるぐらいなら、コンサルになったほうが優秀な人材の学んできたことを社会により大きく還元できると思いますがね。

就職人気ランキングで上位になった業界はもはや下り坂で斜陽になる

 これもよく聞く反論ですね。ただ、こういう反論をする人の中には「新卒で入社した業界や会社に定年までい続ける」という前提があるような気がします。外資系のコンサルに進む人にそういう前提はないですから。

 むしろ、20年や30年のサイクルで好調な業界や会社が変わるのは当然であり、その波に合わせて業界や会社を変えたほうがいいでしょう。大事なことは、40年後に勝ち組になっている業界を探し当てることではなく、自分の価値観やライフプラン、社会の変化に合わせて柔軟にキャリアを設計できることでしょう。

 その観点で言えば、コンサル業界はむしろ他業界の転職がしやすく、新卒就職の選択肢としては悪くないのではと思います。

最後に

 いかがでしたでしょうか。今回は、「東大京大生がコンサルに進むのは国家の損失」といったような世間に流布している間違った考えについて、実際はそうではないよということを解説しました。

 これは勉三の推測ですが、恐らくこういった事を主張する方は、「大企業で自ら戦略コンサルと一緒に働いた経験がない」(大企業の中でも全員ではなく、経営企画などの部署の経験者に限られるはず)のだと思います。

 ネット上で声が大きいのは、大企業の経験がないか、もしくは大企業勤めでも若手のうちに辞めて、ベンチャーに行ったり自ら起業した人たちだと思います。彼らは、コンサルが何をやっているかの具体的なイメージがないので、コンサルという言葉からイメージだけで語っていることが多いです。

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posted by 勉三 at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事