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2020年10月09日

仕事で使える英語表現(20):Never mind / NVM (やっぱりナシで)

Never mind / NVM (やっぱりナシで)

 ども勉三です。「仕事で使える英語表現」の第20回目。今回は Never mind について取りあげます。

 日常会話でも仕事でも、何かを人に頼んでから、「あ、やっぱりナシで」「さっき頼んだけど忘れて」というシチュエーションって結構ありますよね。そんな時に覚えておくと1語で便利な表現が Never mind です。

 例文を見てみましょう。

Tom: Hi, Jack. Can you prepare a deck for the meeting tomorrow?

トム: やあジャック。明日の会議に向けて資料作成をお願いしていいかい?


Jack: Sure. Can you give me more specifics for what it should look like?

ジャック: 構わないよ。どんな感じの資料がいいかもう少し詳しく教えてくれないか?


Tom: Oh, never mind. I asked Lisa to do that. I forgot it. Thank you anyway.

トム: あ、やっぱりいいや。もうリサに頼んであったんだ。忘れてたよ。でもありがとう。

 こういった場面は多いのではないでしょうか? Never mind 以外にもいくつかポイントとなる表現が登場しているので解説しておきたいと思います。

deck はここでは PowerPoint のファイルのように、複数のスライドから構成されるプレゼンテーション用の資料のことを指して使われています。カードゲームやトランプのデッキという言葉がありますが、あれと同じことですね。カードやスライドが束になったものを指します。もちろん、presentation materials などと発表資料を直訳して表現しても構いません。いずれもよく使われる表現になります。

 最後に Thank you, anyway という表現が出てきていますが、これも定番表現なので覚えておきましょう。もちろん、Thank you という表現は誰でもご存知だと思いますが、それに anyway をつけると特別な表現になることは意外と知らない人も多いと思います。Thank you, anyway で 「(本来想定していた結果と違うけど)とにかくありがとう」という意味になります。

 なお、Never mind は NVM あるいは nvm のように略して書かれることもあります。親しい人とのメールやチャットではよく使われる表現です。これも初めて目にするとまず理解できませんので、覚えておきましょう。

最後に

 いかがでしたでしょうか? この never mind を知らなくても同じことを伝えることはできると思いますが、やはり定番表現というのは一発で誤解なく伝わるので便利なものです。例えば thank you という定番表現を知らないと相手に感謝を伝えるのはぐっと難しくなるでしょう。それと同じことです。

 定番表現は知っているか知っていないかだけの違いですが、他者から見た英語力は大きく変わるので、よく使うものは少しずつ覚えていきましょう。

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posted by 勉三 at 02:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語
2020年09月21日

「東大京大生がコンサルに進むのは国家の損失」という考えは大間違い

優秀な大学生がコンサルに進むのは国家の損失!?

 ども勉三です。コンサルという業界あるいは職種はすでに一般にかなり認知されるようになってきており、東大生や京大生の就職希望先の人気ランキングでは、かつて上位を独占していた総合商社、広告代理店、メガバンクなどを押しのけて上位を独占しているようです。

 これに対してはネット上の議論では賛否両論で、反対意見の中には理解できるものもあるのですが、ほとんどが的外れであり、勉三の感想としては「コンサルや大企業がどういう仕事をしているのか、全然知られていないんだなあ」と思いながら見ています。

 今回は、そんな反対意見に対して、1つ1つ、実際は違うよということを解説していきたいと思います。

「新卒でコンサルに進んでもアドバイスなんてできるわけがない」説

 これに関しては、コンサル業界に対する認識が純朴すぎるというか、実態をご存知ないのだと思います。

 コンサルがクライアントに提供する価値は2つあると思っています。1つはクライアントの知らない「知見」を提供すること。これは一般の「コンサルティング」というイメージと同じですね。しかし、コンサルが提供するのはそれだけではありません。もう1つは「労働力」です。

 例えば、ある企業がどこか別の企業を買収しようとした場合、一時的に莫大な労働力が必要になります。その度に正社員を増やしていたら、買収が完了したら無駄になってしまいます。これを補うのがコンサルというわけです。

 また、日本では正社員に対する解雇規制が厳しく、いったん社員として雇うと解雇しづらいため、大企業はどこも社員数を最小限に絞るようにしています。また、昨今の働き方改革により、正社員の労働時間は最小限に留めようと言うインセンティブが強く働くようになっています。そのため、自社の社員は必要最低限の数にしておき、一時的に忙しくなる分は派遣、外注、コンサルなどの外部の力を借りて業務を遂行するというトレンドは、解雇規制を緩和しない限り今後も続くことでしょう。

 このように、コンサルに求められているのは、汎用性と生産性の高い知的労働力の供給という側面が強く、そのためには東大生や京大生(の中でもさらに上澄みの)ような優秀な学生は、たとえその時点でインダストリーの知識がなくとも、非常にコンサル向きだと思います。

 そしていったんコンサルになってしまえば、例えば戦略系なら平均3ヶ月程度ごとにプロジェクトが変わり、いろんなプロジェクトを経験することで、事業会社にいるよりも何倍もの速度で専門性を身に着けることができます。もちろん、特定の業務に対する深い理解という意味では、事業会社で何十年もやってきた社員さんに勝てるわけがありません。ですが、同じメーカーでも生産の人は研究の人が何をやっているかはほとんど知らないものです。新卒のコンサルであっても、経験を積んでいけば、知識の深さより広さで勝負できるようになります。

「優秀な大学生がコンサルに行くのは国家の損失で、官僚やメーカーの研究者になって欲しい」

 これもよく聞く意見なのですが、はっきり言って大間違いです。例えば理系でいえば、大学の研究者とコンサルを比べるならともかく、優秀な人はメーカーの研究者になるぐらいなら、外資系の戦略系コンサルティングファームに行ったほうが日本のためになると思います。

 こういう意見の人って、おそらく日本のメーカーの過去の栄光に引きずられているんだと思います。昔、プロジェクトXというNHKの番組がありましたが、(美化されているとはいえ)あそこに出てくるような研究者や技術者のイメージですね。

 しかし時代は変わりました。世界的に名を知られているメーカーでさえ、一研究員ができることは限りなく小さくなっています。また、イノベーション自体も、従来のように純粋に技術開発というよりも、いかに早く既存技術を組み合わせ、市場を見つけ、投資するという「非技術開発」の部分が締める比重が大きくなっています。その好例は iPhone です。iPhone は技術的にはそれほど目新しいことはなく、やろうと思えば日本のメーカーでも作れたものだそうです。つまり、いくら頑張って研究なり開発なりをしても、iPhone のような製品は生まれてこないのです。

 また、日本のメーカーのような大企業では経営者との距離が遠すぎて、20代や30代の社員では全社的な戦略に対して影響を与えるような仕事はほぼさせてもらえないのが実情です。CEOやCFOなどの所謂Cクラスの役員たちは雲の上の存在ですからね。勉三はコンサルになる前はメーカー勤めでしたが、社長が研究所や工場を訪問するなんて日には、天皇陛下がやってくるのかと思うぐらい事前準備してましたからね(笑)

 ところが、外資系の戦略コンサルティングファームなどであれば、入社してすぐにそういった「社員にとっては雲の上の人たち」と一緒に仕事をすることができます。若いうちから超優秀な役員の方達と仕事ができるというのは、自信の学びになるだけではなく、インパクトの大きい仕事ができるという意味で非常にやりがいがあることです。

 そう考えると、優秀な人がやるならどちらの方が社会のためになるでしょうか? 一方は、社長もよく知らないような小さな現場の細々とした雑用。一方は、若い頃から役員たちと全社戦略などの議論。勉三はメーカーの一社員になるぐらいなら、コンサルになったほうが優秀な人材の学んできたことを社会により大きく還元できると思いますがね。

就職人気ランキングで上位になった業界はもはや下り坂で斜陽になる

 これもよく聞く反論ですね。ただ、こういう反論をする人の中には「新卒で入社した業界や会社に定年までい続ける」という前提があるような気がします。外資系のコンサルに進む人にそういう前提はないですから。

 むしろ、20年や30年のサイクルで好調な業界や会社が変わるのは当然であり、その波に合わせて業界や会社を変えたほうがいいでしょう。大事なことは、40年後に勝ち組になっている業界を探し当てることではなく、自分の価値観やライフプラン、社会の変化に合わせて柔軟にキャリアを設計できることでしょう。

 その観点で言えば、コンサル業界はむしろ他業界の転職がしやすく、新卒就職の選択肢としては悪くないのではと思います。

最後に

 いかがでしたでしょうか。今回は、「東大京大生がコンサルに進むのは国家の損失」といったような世間に流布している間違った考えについて、実際はそうではないよということを解説しました。

 これは勉三の推測ですが、恐らくこういった事を主張する方は、「大企業で自ら戦略コンサルと一緒に働いた経験がない」(大企業の中でも全員ではなく、経営企画などの部署の経験者に限られるはず)のだと思います。

 ネット上で声が大きいのは、大企業の経験がないか、もしくは大企業勤めでも若手のうちに辞めて、ベンチャーに行ったり自ら起業した人たちだと思います。彼らは、コンサルが何をやっているかの具体的なイメージがないので、コンサルという言葉からイメージだけで語っていることが多いです。

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posted by 勉三 at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事
2020年09月19日

英語でのテレカン(ウェブ会議・電話会議)を乗り切るコツ

日本人にとって最大の恐怖、それが英語でのテレカン

 ども勉三です。コンサル業界はいまだにリモートワークが続いており、プロジェクトが始まってから終わるまで一度も直接会わないメンバーがいるということも珍しくない状況です。

 勉三はグローバル案件にアサインされているため、日米欧亜の4極と毎日のように英語でウェブ会議をしております。今ではだいぶ慣れましたが、コンサルファームに入った当時は本当に聞き取れず苦労しました。勉三と同様に英語でのテレカンに苦労されている方は多いのではないでしょうか。

 もちろん、長期的には英語力を高めていくべきなのですが、こればっかりは場数を踏んで慣れる以外にありません。しかし、同じ英語力でもコツを踏まえるだけでグンと英語でのテレカンがしやすくなります。今回はそんなTipsを紹介したいと思います。

テレカンを乗り切るためのコツ

会議をリードする

 何言っているのかと思われるかもしれませんが、実は「会議をリードする」ことが英語テレカンを乗り切る最大のコツだったりします。

 というのも、会議をリードするということは、自分のペースで進めていけるからです。わからない時にストップして「これはこういうことか?」と確認するのも容易になります。これにより聞き取りはグンと楽になるのです。逆に他人がリードするとその人のペースで進むため、外国人同士でガンガン議論が進むとついていくのが難しくなります。

 そして、もっといいのは、会議をリードしながら、PowerPoint や Word などの白紙ドキュメントを自分の画面に映してその画面を全員にシェアし(ウェブ会議システムではだいたいスクリーンシェアの機能があると思います)、現在の議論を文章でリアルタイムでまとめていくことです。こうすることで、もし自分の理解が間違っていた場合には、その場で誰かが突っ込んで訂正してくれるようになります。あとでフォーマルな議事録を作る際にもそれを下敷きにすればいいので早いですし確実です。

 これはF2Fの会議でのホワイトボードに相当します。テレカンではホワイトボードが使えないので、皆の理解がバラバラになりがち。実はガンガン喋ってる外人も理解が間違っていたりずれていたりということはよくあります。そこでうまく議論を整理してあげると、英語力が低くてもかなりの付加価値を発揮することができます。

議事録をとる

 会議のリード役でない時は、なるべく自分で議事録をとることをおすすめします。議事録役を任されていなくても、自分用に議事録のようなものをとることをおすすめします。

 その場合、守っていただきたいのは、(1) 可能なら紙ではなくパソコンで議事録をとる (2) 英語でとる (3) あまり必要かどうかを判断せず、できる限り細かく発言を記録する の3点です。

 1つめのパソコンでとるのは、記録が残しやすく後から検索しやすいですし、他人に回覧もしやすいからです。紙のノートは書いている時にはいいですが、後から探すのが非常に困難になります。また、パソコンでリアルタイムで議事録をとっていけば、それを会議中に参加者に共有して意見を聞いたり確認したりすることもできます。

 2つめの英語でとるというのは、英語会議ならその方が自然なので言うまでもないかもしれませんが、会議後に参加者に議事録を共有して、理解が間違っている点は訂正してもらうなどもすぐにできるのでおすすめです。

 3つめは、要不要を判断してから書くと、日本語ではできても、不慣れな英語だとまず間に合わないからです。それよりは、とにかく余裕がある限り細かな発言もできる限りとるようにしましょう。慣れれば書きながらサマライズすることもできるようになります。最初のうちは耳で全力で聴きながらなので難しいかと思いますが、やってみてください。

議題のトピックに精通する

 母語である日本語を話したり聞いたりする時にはあまり意識しないと思いますが、人が言語を聞き取る時にはかなりの部分を推測に頼っています。その際にベースとなっているのが事前の知識です。これは特に不慣れな外国語の聞き取りでは顕著で、話されているトピックについてよく知っているか知らないかで、聞き取り能力が大きく左右されます。

 勉三はいまではグローバル案件で多数の国から参加するテレカンをファシリテートできるようにはなりましたが、自分の詳しくないトピックの話題になるとガクンと聞き取り力は落ちます。ではどうすればいいか。英語力は一朝一夕では伸びないので、会議の前に予習をするしかありません。また、聞き取れなかった場合は会議後にそのトピックについて復習する。地道ですがその繰り返ししかありません。

イヤホンやヘッドホンを使う

 英語の聞き取り精度は、パソコンやスマホからの音をスピーカーを通して聞くか、それともイヤホンやヘッドホンを通して聞くかで意外と変わります。イヤホンやヘッドホンなどで聞く方が音質が良く聞き取りやすくなるのです。

 これは実は日本語でもそうなのですが、日本語の場合は音質が悪くても推測による補完処理を行うので、それほど気にならないのです。英語の場合はそこまで補完処理力が身についていないので、音質の低下による聞き取り精度の低下が顕著に表れるのです。

 実際、言語のプロである同時通訳の方達も、仕事を引き受ける時に生音なのかイヤホンありなのかを気にします。それぐらい違いがあるということです。

 なお、Apple の Airpods Pro がワイヤレスかつノイズキャンセリングなどもあり非常に便利でおすすめです(過去記事参照)。コンサル業界だとかなりの人が使っているぐらい人気です。

他人が使っている表現をどんどん盗む

 外国人と英語で行うテレカンは無料どころかお金をもらって英会話学習ができているようなもの。そこで外国人や英語の上手な日本人の使っている表現はどんどん盗んで吸収してしまいましょう。

 勉三は「この表現いいな」「覚えておきたいな」と思ったものは、ノートの欄外などにメモをするようにしています。そうして溜まったメモをもとにして書いたのが、本ブログの「仕事で使える英語講座」というわけです。

最後に

 いかがでしたでしょうか。今回は英語でのテレカンを乗り切るコツについてお伝えしました。英語力自体が変わらなくてもコツを知っていれば、かなり劇的にテレカン力はアップすると思いますし、他人からみても「だいぶ英語できるようになったな」と思われるようになります。

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posted by 勉三 at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語