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2020年12月25日

新卒で大企業に就職するメリットを徹底解説

新卒で大企業に就職することのメリット

 ども勉三です。就職に関する話題で永遠のテーマとして「大企業かベンチャーか」というものがあります。勉三自身は新卒で日系の大企業(メーカー)に就職し、それからコンサル業界の方に転職しました。その経験を踏まえての話ですが、新卒で大企業に就職することは多くのメリットがあります。今回はそれを解説したいと思います。

 なお、先に断っておきますがベンチャーに就職することにメリットがないと言いたい訳ではありません。双方にメリット及びデメリットが存在するはずです。ですので勉三としてはどちらかを絶対に薦めるというスタンスではありません。大事なことは選択肢ごとにどういったメリットやデメリットがあるのかを把握して、各人が価値観と照らし合わせて自分で決断することです。

大企業否定派の意見には間違っているものが多い

 大企業就職を否定する意見はいろいろなパターンがあるのですが、その中には正しいものもあれば間違っているものもあります。まずは、その中で明らかに間違ってるものを取り上げていきたいと思います。

「終身雇用は崩壊しているから大企業も安泰じゃないし、ベンチャーの方がいいよ」説

 これたまに見かける意見ですが、かなり論理の飛躍が入ってますよね。まず、確かに大企業といえども、全員が定年まで勤めあげるということは年々稀になってきており、その中には本人の希望に反したリストラなども含まれているのも事実です。そういう意味では安泰ではないでしょう。

 ですが、それは100%安泰じゃないという意味です。実際のところ、100%安泰ではないにしても、まだまだ大企業は安定という意味では恵まれています。大企業否定派は100%じゃないから、大企業もベンチャーも安定度に大差ないという結論を導き出そうとしているわけですが、これはかなり乱暴なロジックです。

 また、近年リストラを行ったり、あるいは経営不振に陥った大企業の名前を挙げて、不安を煽ろうとしますが、それでもごく一部なのです。また、そういった分析を行うのであれば、大企業が経営不振やリストラを行う確率と、中小企業やベンチャーが行う確率を対等の条件で比較するべきです。そういった分析を行えば圧倒的に大企業の方が安定しているはずです。中小企業が潰れたりリストラを行っても当たり前すぎて誰も注目しないだけです。

 なお、あらかじめ断っておきますが勉三は別に安定を進めているわけではありません。あえて安定していないところに行くという選択肢もありでしょう。ですが、大企業はベンチャーや中小企業と比べて安定しているのは事実であり、その事実をねじ曲げてはいけません。

「就職人気ランキングの企業はピークでその後衰退していくよ」説

 同じような説に「東大生の多く入る企業は衰退していく」説もあります。いずれも根拠としてバブルの頃の就職人気ランキングを持ち出してきたり、あるいはさらに古い繊維や造船などの大企業が並ぶ就職人気ランキングを持ち出してきたりすることが多いようです。「だから大企業じゃなくてベンチャーのほうがいいよ」という結論を導きたいわけです。

 ですが、ここでも対等な条件での分析が抜けています。それなら、30年前とかにタイムスリップして、就職人気ランキング上位の大企業100社と、中小企業100社を選定し、その後の業績推移を比較しないといけません。そうした分析を行うと、中小企業の方が残ってない確率は遥かに高いでしょう。

 また、仮に入った企業が長期的に衰退していくとしても、それ自体は大きな問題はないのです。新卒で入って現役引退するまで40年間、ずっと好調なんて企業は非常に稀でしょう。それを引き当てられればベストかもしれませんが、仮にそれができなかったとしても、途中で転職なりで業界を変えたりすることはいくらでも可能です。

 衰退産業もただ衰退していくだけではなく、その衰退の過程で様々な業務効率化や再編が行われるので、衰退それ自体が新たなマーケットを生みます。例えば業務効率化であればコンサルなどが雇われますし、業界再編であれば投資銀行やファンドなどの格好のターゲットになります。そういった周辺業界では、衰退業界の知見を有している人の需要が高まるのです。

大切なのは、新卒時点で答えを引き当てることではなく、その後の社会情勢や自身の価値観の変化に合わせて柔軟に仕事を変えていくことです。絶賛衰退中で将来性ゼロの業界にわざわざ新卒で入る必要はないですが、現在非常に好調な業界に入ってその後衰退することは恐れなくていいのです。

「大企業では各社員は歯車にすぎないよ」説

 これは正しいのですがデメリットでもありメリットでもあります。大企業は規模が大きく人員的にもカツカツではない(誰かが抜けたらとたんに仕事が回らなくなるということが少ない)ので、ワークライフバランスが良く、有給も取りやすいというメリットがあります。

 特に女性にとっては、産休や育休が長く取りやすいというメリットは大きいのではないでしょうか。

勉三が考える大企業就職のメリット

 ここまでは、大企業否定派がよく挙げる論拠を1つ1つ潰していきました。ここからは、勉三自身が考える大企業就職のメリットを書いていきたいと思います。

比較的安定しており給与水準も高い

 当たり前かもしれませんが、当然挙げておきたいメリットですね。安定についてはすでに述べたので給与についてここでは特に取り上げたいと思います。

 給与は仕事をどれだけ頑張ったたとか、どれだけスキルがあるかではなく、一義的には業界と企業規模で決まります。中小企業でスピード出世したエリート社員でも、マスコミ・総合商社・金融・コンサル・製薬といった給与水準の高い業界の大企業の落ちこぼれ平社員にすら給与が届かないのが現実です。

 例えば、戦略系コンサルティング業界だと、新卒4年目ぐらいには年収1200万円を超えます。ベンチャーや中小企業だと役員ですらそれぐらい貰ってないということもザラです。コンサルの若手が優秀といっても、流石にベンチャーの役員の方とは比較にならないでしょう。でも給与水準にはそれぐらい絶望的な差があります。

大企業の仕事の流儀が分かる

 安定と給与水準の高さは誰でも思いつくかもしれませんが、ここからはあまり普段言及されない大企業のメリットを挙げたいと思います。その1つが、大企業で仕事をすることで大企業の仕事の流儀が分かるというものです。これは結構大きいです。

 ベンチャーや中小企業の経験しかない人は、大企業がどういう力学で動いているか理解していない人が多いと感じます。というのも大企業では様々な部署があり、部署が違えば異なる会社といえるぐらい隔絶していることも珍しくないです。また、新規事業を進めるスピードなどもベンチャーと比べると非常に遅いです。何か1つするたびに承認が必要になります。中で働いている人は基本的には事なかれ主義です。こういった大企業の力学は、大企業で働いたことがないと意外と想像ができないのです。

 大企業というのは、大企業の社員が思っている以上に社会の中では特殊な世界です。社員数的には特殊であるにも関わらず、広い経済的な意味で大企業と無縁な人は少ないです。トヨタで働いたことがなくてもトヨタ車に乗っている人はたくさんいます。同じことがビジネスでも言えます。ベンチャーや中小企業だって、成長すれば最終的には大企業を相手に取引することが目標なわけです。ですので大企業で働いたことがある経験というのは、ベンチャーに行ったとしても役に立ちます。

 ちなみに、同じことは官公庁にも言えると思います。日本のB2Bマーケットにおいて大企業と官公庁を顧客とする市場規模は非常に巨大です。ここで挙げたのと似たようなメリットは、公務員になることでも得られると思います(残念ながら公務員になる人は安定志向が強く、それを官公庁の外で生かそうとする人は少ないですが)。

選択肢を後々まで残しておける

 個人的に最大のメリットと考えているのがこれです。当然ですが、大企業からベンチャーや中小企業へ移るのは比較的容易ですが、逆は困難です。つまり、新卒で大企業に入って、やっぱりベンチャーがいいとなったら簡単に転向可能ですが、その逆に新卒でベンチャーに入って後から大企業に行くのは年齢にもよりますが難しいということです。

 学生の方は軽視しがちなのですが、人間というものは歳をとれば大きく価値観が変わります。特に、まだ社会人経験のない頃の価値観と、働き始めてからの価値観というのは大きく変わります。「私はキャリアウーマンとしてバリバリ生きていきたい。結婚や出産しても仕事を止めるつもりはない」という旧帝大などのトップ層の女子学生が、働いて結婚してから「仕事よりも子育ての方が大事だ」と仕事を辞めて家庭に専念したり、より両立がはかりやすい業務負担の軽い職種に移るというのは何度も見てきました。

 女性だけではなく男性も同様です。勉三は総合職の仕事は長い長いマラソンみたいなものだと思っています。学生のうちはまだ実際に走ったこともないのに、「プロになってマラソンで人々に夢を与えたい」みたいなことを言ってる状態と思ってください。でも実際に走ると「とてもじゃないができない」と思って仕事を変える人はたくさんいます。

 価値観が変わることを前提にしたとき、可能な限り選択肢を人生の後まで残しておくほうが賢いと言えます。そういった意味からも、大企業に就職しておくことは安全です。勉三のように「大企業ぬるいな。もっとガンガン仕事して稼ぎたいぞ」と思えば、外資コンサルなどに就職することもできます。逆に(こちらの方が多数派ですが)、「仕事なんてどうでもいい。家のローンと子供の学費を払い終えるまで波風立てずに過ごしたい」という価値観になれば、そのまま大企業で無難に生き抜くことも可能なわけです。

最後に

 いかがでしたでしょうか。今回は「新卒で大企業に就職するメリット」を徹底解説させていただきました。もちろん、ベンチャーにいくことにもメリットはあるかと思いますが、強固な志がなく選択肢を後々まで残しておきたい方には大企業の方をお勧めします。

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posted by 勉三 at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 転職
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