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2019年09月28日

日本の銀行やメーカーはもはやトップ層が目指すところではなくなった

 ども勉三です。30年ほど前は大学生たちの就職先は大手の都市銀行、証券、保険、メーカーが人気で、優秀な学生たちがこぞって目指していました。

 ところが現在、東大や京大の就職人気ランキングの上位を眺めると、上位はコンサルや投資銀行、しかも殆どは外資という有様です。かろうじて総合商社が残っているぐらいで、30年で大きく様変わりしてしまったのを実感します。

 今回はこの変化の意味合いについて考えていきたいと思います。

就職ランキングが外資系ばかりになったのは当然

 これは、この30年で日本企業の地位が大きく落ちてしまったことを考えれば、ある意味当然の帰結と言えます。例えば下記の図は、平成元年と平成三十年で世界の時価総額上位の企業を比較したものです。

 1989年には上位を殆ど日本企業が占めていました。ところがそれから30年後、上位に残っている日本企業はトヨタ自動車だけ。

 東大や京大といったトップの大学生は就職先を選べる立場ですから、大きな仕事ができ、待遇もいいトップ企業に行きたがるのは当然です。そのトップ企業がこの30年で入れ替わったのですから、就職人気ランキングもそれを反映しているとみることができるでしょう。

 ただ、時価総額最上位を占めるアップルやグーグルといったテックカンパニーは、基本的に研究開発を行っているのはカリフォルニアで、各国の拠点における技術職の需要はローカライズ+アルファで小さく、あとはマーケティング部隊ということになるかと思います。そのため、日本のトップ大学生にはそこまで人気というわけでは無いのでしょう。

 また、コンサルティングファームは待遇はいいですが、殆どが非上場で例外はアクセンチュアぐらい。ですので、時価総額ランキングから就職人気ランキングを全てを説明することはできませんが、両者とも「ここ30年で日本企業のプレゼンスは大きく低下した」ということが根底にあることは推測できるかと思います。

しかし今だに日本の大企業は「山の頂上」だと思われている

 ところが、このような30年の世界経済の変化に関わらず、日本人は変化に鈍感です。例えば、就活生の親世代、あるいは祖父母世代などからすれば、いまだに日本の大手銀行、保険会社、メーカーは「自分の子供や孫がそこに入れば鼻高々になる」ようなところでしょう。この傾向は地方に行くほど顕著です。要は情報が古い時代のままアップデートされていないのです。

 また、この30年で日本の中間層が没落し、平均年収で見ればそれほど大きくは変化していませんが、年収400万円未満の割合がグンと増えました。そういった層からすれば、日本の銀行やメーカーは未だに「手の届かないところ」なのです。

 このため、上位大学生でも未だに就活で日本の銀行やメーカーを目指す人が多いです。先ほど上で紹介した東大生・京大生の人気ランキングでは、ようやくその傾向に変化が現れてきましたが、そういった一部の上位大学の上位層の学生を除くと、未だに親世代や祖父母世代の就職人気ランキングに引きずられているのが現状ではないでしょうか。

年収1000万は目指すものじゃなく当たり前のライン

 これも衰退中の日本にいると気づかないのですが、今の時代、優秀な学生にとっては年収1000万なんて安すぎますよ。外資コンサルでは入社して数年で到達しますし、戦略系ならマネージャーになれば2000万円です。外資金融ならもっと高い。文字通り年収1000万なんて最低ラインとしか思えなくなってきます。

 ところが成長の止まった日本だと未だに年収1000万がお金持ちのラインとして認識されてしまっています。優秀な学生もこの認識に引っ張られて、日本の大企業に就職することで満足してしまっている人が多いように思います。

 ですが、勉三から見れば「せっかく勉強して世界でもトップレベルの能力があるのに勿体ないな」と思ってしまいます。英語力と少しの勇気さえあれば、すぐに年収は何倍にもなるのです。

 なのに、年収1000万という低すぎるラインをこえるのですら、10年以上も順番待ちをし、1500〜2000万到達するのは同期に1人いるかいないかというのは、なんだかなと思ってしまいます。

最後に

 いかがでしたでしょうか。日本の銀行やメーカーはもはや頂点ではなく、経済のヒエラルキー全体でいえば中腹ぐらいと認識した方がいいと思います。日本だけにいると気づきにくいですが、今はさらにその上に山が伸びていっています。このことに早く気付くべきです。

 考えてみれば、日本も昔は国民の殆どが農業に従事していました。それほど遠い昔ではありません。そこから、二次産業や三次産業という「これまでに無かった」仕事がどんどん生まれていき、逆に農業従事者の方が少数派になっていったのです。これが「山が上に伸びる」という現象です。

 ところがその後も世界経済は成長と進化を続け、山はどんどん上に伸びていっているのに、日本経済が停滞しているために、日本人はそれに気づかないのです。そしていつまでも、日本の大手銀行や大手メーカーを山の頂上にいると信じてしまっているのです。

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posted by 勉三 at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア
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