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2019年09月02日

仕事の属人化は悪くない!これからの時代の新常識

仕事はどんどん属人化させよう

 ども勉三です。「属人化」という言葉は、まだ社会人でない人はあまり耳にした事がないかもしれません。よく「業務の属人化」「仕事の属人化」という使われかたをし、ある特定の人がいないと業務や仕事が回らない状況を指して使われます。

 この属人化という用語、基本的にはネガティブなもので、避けるべきものとして語られることが殆どかと思うのですが、今回のお題はこの常識に切り込んでいきたいと思います。

経営者にとっての利益と、労働者にとっての利益は分けて考えるべき

 まず、経営者の視点から見ると属人化はリスクを伴います。ある人が辞めてしまったり、そうでなくても病気などで急に出社できなくなったら、属人化されている業務は即座にストップしてしまいます。

 そうならないように経営者が、あるいはその意思を代行して執行する管理職が、業務の属人化にノーというのは理に適っています。

 ですが、労働者にとって属人化は必ずしも悪いものではありません。ある業務の遂行に、自分の存在が欠かせないというのは、言い換えればその人の価値の1つでもあるわけです。

 逆に、誰か他の人でもすぐに代替可能な業務ばかりしか行っていない人というのは、価値がないわけです。その時は良くても、年齢が上がるとともに給与が上がることで相対的に人件費が割高となり、やがてはリストラの候補になっていく可能性が高いでしょう。

 概して、日本人は経営者の問題を自分の問題として錯覚してしまう人が多いのですが、これはきっちり分けて考えないといけません。経営者にとって得なことと、労働者にとって得なことは必ずしも一致しません。属人化はその1つの例でしょう。労働者側としては属人化している方が、自身の雇用安定性や市場価値という意味ではメリットがあるのです。

これからの時代に「属人化否定」が馴染まなくなっていく理由

 もう1つ大事な点としては、属人化の否定というのは、「ある従業員によって遂行されている業務は、他の従業員によって等しい生産性で代替可能である」という暗黙の前提のもとに成り立っている発想です。つまり、言い方を換えれば「従業員間の生産性が等しい」という前提があり、それが成り立たなければそもそも業務の非属人化というのは理論的に難しくなります。

 例えば、野球でもサッカーでもなんでもいいのですが、プロのチームがスター選手を抱えていて、その人の仕事の属人性について「A選手がいるからうちは優勝できたが、他の選手では同じ活躍はできないので再現性の面から問題だ」などと自己否定したりするでしょうか? んな訳がありません。

 スポーツであれば、選手間の生産性に大きな格差があるからであり、他の選手で代替できないスター選手を抱えることは自チームの競争力に直結することを、誰でも知っています。ですので、このような馬鹿げた理屈は通りません。

 ところがビジネスではこのような理屈がまかり通ることは珍しくありません。もちろん、それは社員間の生産性や得意分野に大きな差が無い時代であれば通用したかもしれません。ところが、今は社員間の生産性に大きな差があり、生産性の高い社員を多く集めることが勝ちにつながる時代になりつつあります。ビジネスがスポーツに近づいてきているのです。このことは従来は当たり前だった横並びの年収への変化かからも読み解くことができます。

サラリーマンたる者、「あなたがいないと仕事が回らない」と言われるようになるべき

 さて、今回は巷で悪者扱いされる「属人化」が、決して悪いものではないことを見てきました。これからの時代は、むしろ個々人で生産性や得意分野は異なるのが当たり前ですから、逆に誰でもどんな業務でもできる会社なんて差別化できずに競争力は低下していくでしょう。

 また、経営者と労働者の利害は必ずしも一致しませんから、労働者にとっては属人化を自分の価値につなげていく姿勢が大事です。あなたが辞めようとしたら「あなたがいないと仕事が回らなくて困る」と上から泣きつかれるようになったら、サラリーマン冥利というものでしょう。

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posted by 勉三 at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア
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