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2019年07月20日

コンサル業界ぶっちゃけ年収どれぐらい?

 コンサルっていくらぐらい貰えるのか、なんとなく高そうなイメージはあっても、外部からはなかなか分かりにくいかもしれません。ネット上で出てくる情報もかなりの幅があって、何を信じればいいのかわからない人が多いのではないでしょうか。

 それは当たり前の事であって、コンサルと一口に言ってもかなり広い業界だからです。例えば同じ外資系の大手ファームという括りでも、マッキンゼーなどの戦略系と、デロイトなどの総合系とでは給与水準はかなり違います。また、同じコンサルという括りをされる事もある総研系になると全然別物といっていいでしょう。

 ですので、コンサル出身の人がネット上で年収を語っているのを見かけたら、どういったファームで働いていたのかをまず考えないといけません。自分の働いたことのないカテゴリーやランクのファームの年収というのは、コンサル業界経験者であっても意外と知らないものです。

 今回は外資系戦略コンサルで実際に働いている勉三が、内部の人間だからこそ分かる、ぶっちゃけの年収水準を書いてみたいと思います。

戦略系コンサルの給与相場

戦略系はアナリスト500万〜、アソシエイト1200万〜程度が相場

 皆さんも「コンサル 年収」などのキーワードで検索して、下の図は既にどこかでご覧になられたことがあるかもしれません。戦コンで働いている人間として、この図が一番分かりやすくて感覚に近いので拝借させて頂きました(ただし所々ちょっと違うなと思う点もあります)。

出典:週刊ダイヤモンド 2005/11/05号

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 なお、職位の呼称はファームによって違うのですが、この記事ではこの図の呼び方を採用したいと思います。だいたいどこでもマネージャーの下に2階層、マネージャーの上に2〜3階層あるのは業界共通だと思います。

 新卒や転職での中途採用などで入社される方は、一番下の「アナリスト」、もしくはその上の「アソシエイト」からの入社になると思います。ざっくりと言って、アナリストで500万円から、アソシエイトで1200万円からというのが凡その目安かなと思います。

 ただし、アナリストやアソシエイトといった大きい区分の中でもさらに3〜4段階ほど細かく職位が細分化されていて、「アナリストの1」だとか「アソシエイトの3」といった言い方をするのですが(数字が大きいほど上)、その小区分によっても年収は百万円単位で変わってきます。なので、先ほど挙げた数字は「アナリストの1」及び「アソシエイトの1」、つまり各職位の一番下のランクの給与と考えてください。

年俸とボーナス

 巷では「外資って月給じゃなくて年俸じゃないの?」とか「ボーナスないんじゃないの?」と思っている人がいるようです。ですが、おおよその仕組みは日本企業とそう変わりません。まず、確かに日本企業が給与を月の基本給ベースで定めているのに対し、外資は年単位で定めているのですが、支給はそれを12分割して毎月ごとに精算する形で振り込みます。なので、実質的には月給と変わりません。

 ボーナスに関しても同様です。日本企業は基本給の何か月分という考え方をすることが多いですが、外資では年俸の20%といった具合に考えます。基準の考え方が違うだけでボーナスはあります。これは年俸とは別に支給されます。

 ただ、外資の方が年収に占めるボーナス率は低い(つまり基本給が高い)ということは、傾向として言えると思います。内資の大手だとボーナスが年間で基本給の6〜8か月分とかだったりしますが、要は単純計算で年間20か月分の基本給をもらっているわけで、そのうちの6〜8か月がボーナスなので、比率としては30〜40%にも達するわけです。もちろん残業代やらの基本給とは別の手当てを含めれば、もう少し比率は下がると思いますが、年収の1/3程度がボーナスということが言えるでしょう。

 一方、外資ではボーナスは年俸の20〜25%ぐらいです。つまり、単純計算でボーナス比率は年収の1/6〜1/5程度です。基本的に、同じ年収であればボーナス比率が低い方がいいに決まっています。ボーナスは全額カットされるということは滅多にないとしても、毎年の変動がありますし、退職金や残業代の算定のベースになるのは基本給です。転職時も前職の年収を考慮する場合、基本給とボーナスを分けて考える企業もあったりします。そう考えると、日本企業は年収で見るとそこそこ高く見えても、基本給はかなり安いということは意識しておいたほうがいいと思います。

 なお、コンサルの年収水準が人やサイトによって言う事がまちまちなのは、ボーナスを含めるか含めないか、そもそも議論している年収の定義に齟齬があることも一因だと思います。上で貼った週刊ダイヤモンドからの図でも、若干そのあたりが混在しているのではと思える部分もあります。勉三が上で年収として掲げた数値はいずれもボーナス込みの真の年収ですのでご安心を(?)。

マネージャーは年収1800〜2500万円

 ではマネージャーになるとどれぐらい貰えるのでしょうか? 戦略系であれば基本給で1500万〜2000万程度、年収にすると1800〜2500万円といったところでしょう。

 これを見ていいなと思ったアナタ。戦コンのマネージャーは多分全職種の中で一番忙しいと思います。ですので、むしろその下のアソシエイトがコスパ的にはいいというのも定説です。それでも年収1200万〜1600万ぐらいはもらえますからね。

プロモーション(昇進)の速度

 どれぐらいの年数で上に上がっていくのかも興味あるところだと思います。先ほどいった「アナリストの1」だとか「アナリストの2」といった小職位は、原則1年に1つずつ上がっていきます。その都度、だいたい100万〜200万ぐらいは基本給が上がっていきます。

 この小職位の昇進はクライテリアとしては厳しくなく、普通にこなしていれば自動で上がります。逆に留まるほうが難しいでしょう。しかし、アナリストからアソシエイト、アソシエイトからマネージャーのように、大きい職位をまたいで上がるには、厳しい審査が待ち構えており、必ず何割かはそこでアウトになります。

 ですがアウトになっても、より上位のファームに転職する人や、下位ファームであっても1つ上のポジションで転職する人が多く、年収でガクンと下がる人は意外と少ないと思います。また、それ以外にも給与はもしかしたら下がるかもしれませんが、事業会社に転職したり、あるいは起業したりする人もいるので、「アップ・オア・アウト」と聞くと悲壮感があるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。みんな最初から長く働くつもりでもないですし、それをアテにもしていないので。

総合系コンサルの給与相場

同じ職位で戦略系の2/3ぐらいが相場

 では、いわゆるビッグフォーやアクセンチュアなどの総合系と呼ばれるコンサルティングファームではどうなのでしょうか。

 私も総合系で働いている友人はいますが、彼らの給与明細や源泉徴収票を実際に見たことはありません。ですので、これはあくまで推測と考えてください。推測ですが、同じ職位なら戦略系のおおよそ2/3程度が相場なのではないでしょうか。

 つまり、アソシエイトなら、1200×(2/3)=800万円、マネージャーなら 1800×(2/3)=1200万 といった具合です。もちろんボーナスを入れての話です。ただ、一番下のアナリストにこの法則が適用できるかは分かりません。2/3よりはもう少し多いかもしれません。

 ただ、仕事量を見ていると戦略系の人は1.5倍ぐらいは働いているかなと思うので、時給的にはそれほど違いはないないかもしれません。

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posted by 勉三 at 15:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 転職
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