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2019年06月09日

金融庁「老後2000万円必要」という当たり前の事実に驚く日本人

 ども勉三です。金融庁が「現行の年金制度だけでは老後資金2000万円不足する」という試算を報告書で述べ、これが各所で波紋を引き起こしています。これ聞いて本当に「アホか」と勉三はつぶやきましたよ。

 現行の年金制度だけでは従来と同等レベルの生活を老後続けることは不可能なんてのは、もはや明々白々の当たり前の事実であり、議論するまでもないことだと勉三は思っていました。ところが、分かってか分からないでかは知りませんが、未だに年金制度に頼っていれば安泰だと思っている人がこれだけ多いこと、そして簡単な事実が認められない日本社会にも唖然としました。

そもそも既に年金制度は従来のようには成り立っていない

 そもそも平成の30年間だけを振り返っても、国民年金制度は大きく変貌、もとい劣化しました。以前は60歳から年金支給だったものが、気が付けば65歳からの支給です。これもじきに70歳まで引き上げられようとしています。

 国民年金保険料も平成元年には月8000円だったものが、今や16000円と倍になっています。このように、たった30年という我々の認知できるスパンでさえ、従前と同じレベルで老後生活を送ることは到底不可能になっているのです。その意味では既に年金制度は維持できなくなっているといってもいいでしょう。

 なのになぜ、それ以上の長いスパンにわたって現在の年金制度が維持されると思うのでしょうか。現在65でこれから年金をもらう人は20年から30年は年金を受け取るわけです。その間、今の制度が維持できるなんて 訳が無いでしょう。また、現在社会人になったばかりの人が亡くなるころには、平均寿命は100歳近くになっていると言われています。現行の制度や資金計画はこういった寿命の伸長も考慮に入れていないわけです。

リンダ・グラットンの「ライフシフト」を全国民が読むべき

 このあたりのことは何も日本に限った話ではなく、先進国を中心に世界中で問題になっていることなのです。もちろん日本がその最先端(?)にいるわけですが、日本特有の問題というわけではありません。

 そして、この問題について論じて世界的に話題になったのが、リンダ・グラットン著「ライフシフト」という本です。この本は、従来の勉強して、社会に出て、引退して老後を過ごすという3ステージの人生モデルは機能しなくなるだろうと述べています。

 それは、少子高齢化と平均寿命の伸長という2つの事実を考慮すれば、当たり前の予測なのです。そして多くの老後設計で前提となってきた、年金で足りない分は貯蓄を少しずつ食いつぶして、亡くなるまで乗り切るというのは、寿命がますます延びる中で無理があるという訳です。

 この本は2016年に出版され瞬く間に世界中で話題となりました。また、日本においても首相官邸が「人生100年時代構想会議」という活動をスタートさせており、著者のリンダ・グラットン氏を有識者として招くなど、この問題に対しては比較的進んだ取り組みをしていたと思っていました。

 ところが今回の騒動。こうした政府の先手を打った取り組みもむなしく、一般の日本人には殆ど浸透していないんだなと痛感させられる出来事でした。もちろん、政府の年金政策の問題もあるでしょうが、年金制度が成り立たないのは日本だけに限らず世界的な問題であり、一概に全てが政府の無策だとも言えません。それより大事なのは、いかにして新しい人生モデルの世の中にシフトしていくかでしょう。

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posted by 勉三 at 21:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア
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