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2019年05月28日

eスポーツを揺るがしかねないMTGでの騒動

eスポーツが健全に発展するために必要なこと

 ども勉三です。勉三が最近注目している世の中のトレンドに「eスポーツ」(e-sports)があります。皆さんもテレビやネットなどで耳にしたことがあるかもしれません。一番有名なのはストリートファイターに代表される格闘ゲームですね。米国ではEVOという非常に大きな大会が開かれており、日本人の中にも企業とスポンサー契約を結びプロとして活躍している方も複数いらっしゃいます。五輪の種目になるならないといった事も議論されましたね。

 勉三は基本的にeスポーツ肯定派で、そもそもeスポーツと言い出す前からチェス、将棋、囲碁は立派な競技になっていますし、麻雀だってプロがいます。それに、もともとは野球やサッカーだって遊びでしかなかったわけです。それとコンピュータゲームやボードゲームの間に本質的な違いは無いはずです。

MTGで起きた不正騒動

 ところが最近、このeスポーツの隆盛について一考させられる出来事が起こりました。馴染みのない方はご存知ないかと思いますが、それはマジック・ザ・ギャザリング(Magic the Gathering、略してMTG)というトレーディングカードゲームの話。

 このゲームは90年代前半に世界初のトレーディングカードゲームとして登場し、早くからプロツアーなどの国際競技化を進めてきました。アナログのカードゲームがeスポーツに含まれるかどうかはともかく、事の本質はコンピュータゲームでも同じだと思うので聞いてください。

 それは、2019年4月26〜28日にロンドンで開催された国際大会に出場していた日本人選手の渡辺雄也さんが、カードのスリーブにマーキングするという不正行為を行ったと判定され、ゲームの販売元の Wizards of the Coast 社から「30か月間のDCI認定イベント出場停止処分とし、MPLおよびマジック・プロツアー殿堂から除名」という非常に重いペナルティを受けたというもの。

 これに関しては私は全くの第三者なので、故意であったか、故意でなかったか、それともネットで一部囁かれているように何者かに仕組まれたのか、その辺りについては分かりません。彼を慕う日本のプレイヤーは「彼が不正などするわけがない」という同情論が多く、一方で米国など海外のプレイヤーは不正を疑う声も少なくないと言います。

 マーキングの画像なども公開されているので詳細については他サイトを調べて頂きたいのですが、コンボを構成するキーパーツのスリーブだけにマーキングがされていました。勉三の個人の推測でいえば、もし何者かに仕組まれた訳でなければ、おそらく故意ではなく偶然そうなってしまった可能性もありうると考えています。

 もちろん、プレイ時の消耗でキーパーツ(60枚中12枚)だけに偶然同じような傷がついたということはないと思います。ただ、私もMTG経験者ですが、デッキを作る時って同じカードは続けてスリーブに入れることって結構あるんですよね。そこでたまたま、キーパーツをスリーブに入れる際に、マーキングされていたスリーブを連続して使ってしまったということは無くはないと思います。このあたり、私はデッキチェックやスリーブ支給のあるプロツアーなどの大きな大会に出たことは無いですし、間違っているかもしれませんが。

特定団体が神のごとき役割を果たすeスポーツの問題点

 ただ不正したかしてないかは水掛け論です。今更答えなどないのかもしれません。それより勉三が深刻な問題だと思ったのは、販売元の Wizards of the Coast 社のガバナンスの不十分さと、あまりに一方的なペナルティ通告です。

 失格宣告、除名、そして30か月のサスペンションという重いペナルティを受けた渡辺選手は、Cygames が運営するチームに所属するプロプレイヤーでした。当然、報酬や賞金で生計を立てていたと思われます。それに対して、十分かつ客観的な調査報告もなしに、一方的に与えるペナルティとしては重すぎるのではないでしょうか。

 また、このゲームを発売している大本が下した罰則なので、どうしようもありません。他のスポーツであれば国内団体を除名になっても海外でプレイするとか、他の団体に所属するとか道はあるかもしれませんが、Wizards of the Coast 社に関わらずに MTG を続けるというのは不可能でしょう。

 また、今回の騒動では、渡辺選手の対戦相手、裁定を下したジャッジ、そして大会運営が全て同じ Channel Fireball というチームであったことも問題視されています。同じだったからグルだったかとまでは言えませんが、少なくとも利益相反の関係にはあったわけです。

 これが勉三が危惧する e スポーツの大きな問題です。将棋や囲碁と異なりゲームにおける一企業の影響力がものすごく大きいこと。また、プレイヤーと運営者の垣根が狭く、癒着を起こしやすい構造になっていることも問題でしょう。

 もちろん、将棋や囲碁だって色々問題がないわけではありません。特に、日本将棋連盟は以前のカンニング騒動の時にはガバナンスの未熟さを露呈しました。野球、相撲、ボクシングだって色々と問題は起きています。なので、eスポーツだけが未熟と言う訳ではありません。ただ、eスポーツはルールやゲームバランスに至るまで開発元が全て決められるので、ガバナンス体制にはより客観性や透明性が求められるのではないでしょうか。

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posted by 勉三 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事
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