ども勉三です。日本人が英語で仕事をする機会は以前にも増して増えていますが、ネイティブが仕事で使う表現は学校では教わらないものが多いです。このシリーズでは、仕事で使える英語表現をお送りしていこうと思います。知っているだけであなたの英語が見違えて洗練されるようになりますよ。
まず第1回は "hand-off" という表現。これ、「引継ぎ」という意味で使います。"hand-off" だと名詞として使いますが、"hand off" として「(相手に)引継ぐ」という意味での動詞(句動詞)としても使うことが出来ます。イメージとしては「手から離して渡す」といった感じです。例文を見てみましょう。
Smooth hand-off is important for our project success.
我々のプロジェクトの成功に円滑な引継ぎは重要である。
I need to hand off the task to someone else.
誰かに業務を引き継ぐ必要がある。
似たような表現として、"turn over" や "hand over" あるいは "pass on" といった句動詞もあります。これらも日常的に使いますので、併せて知っておくといいでしょう。
なお、立場を変えて「(相手から)引継ぐ」と言いたい時には "take over" という表現があります。
John is taking over my work from today.
今日から John が私の仕事を引き継ぐことになった。
いかがでしたでしょうか。日本で仕事をしていて「引継ぎ」という用語を使う機会が多いことから推測できるように、英語で仕事をしていて "hand-off" などの表現を使う機会は非常に多いです。もちろん、知らなくともなんとか表現することは可能かもしれませんが、一発で相手に誤解なく伝わる表現を知っていることは大切です。