2018年06月22日

サッカー漫画の名作「キャプテン翼」に学ぶニッチ戦略

世界中に影響を与えた「キャプテン翼」

 ども勉三です。W杯始まりましたね! 監督が突然辞めたり負けが続いたりで色々と心配されていた日本代表ですが、コロンビア戦では予想外の展開で勝ち点3を獲得し、白星発進となりました。

 さて、サッカー番組も増えてきていますが、そんな中でよく取り上げられるのが「キャプテン翼」。同作が日本で一世を風靡したのは誰もが知るところですが、海外でも愛されており、世界の名だたるプレイヤー達から「キャプテン翼がきっかけでサッカーを始めた」と引き合いに出されることもしばしば。

作者はサッカーを知らずに書いてた!?

 さて、そんな「キャプテン翼」ですが、作者の高橋陽一先生はなんとサッカーのことはあまり詳しくない状態で連載をスタートされたそうです。もともと、高橋先生は野球少年で、漫画家になった際も野球漫画を描くことを最初は考えていました。

 しかし、当時の編集から「野球漫画は沢山あるから、サッカーの方が競争相手が少なくていいんじゃないか」とアドバイスを受けたとのこと。今からすれば信じられないことですが、当時は野球が圧倒的で、サッカーはまだプロリーグすらなかったマイナー競技です。いわば今風にいえば完全にニッチ市場だったのです。

高橋先生のニッチ戦略

 もし、高橋先生が野球漫画を描いていたとしたら、これほど国民的漫画家にはなれなかったかもしれません。実際、高橋先生は野球漫画も描いていますがキャプテン翼ほどは認知されていません。このことは漫画家でない我々にとっても大事なことを教えてくれています。それは「競争の少ないところで戦え」という原則。

 ややもすれば我々は、当時で言う野球漫画のような規模は大きいが飽和しつつある市場で戦おうとする傾向があります。しかし、そういった市場で上位に入るには運と完成度の両方で非常に高いレベルが求められます。それも1つの戦略ではあるのですが、もう1つ「ニッチで戦う」という戦略があることも忘れてはいけません。

 また、いくらニッチだからといって、マイナー過ぎても収穫が期待できません。サッカーというメジャー過ぎずマイナーすぎずの丁度良い題材を選んだこともヒットの理由でしょう。また、そこまで高橋先生は考えていなかったかもしれませんが、10年後、20年後のことを考えると、サッカーという題材への先行投資は正解でした。なにせ今だに当時の作品でコラボの仕事があるわけですからね。

キャプテン翼は脚本的にもお手本のような作品

 現代では、ややもすると「こんなプレーありえない」だとかネタ扱いされることもあるキャプテン翼ですが、素直に小学生編を読めば、脚本の巧さに驚くはずです。大空翼、若林源三、岬太郎の3人の関係なんて最高ですし、家庭は貧しいが優勝すれば名門校に特待生で入学できる条件を提示され奮闘と葛藤を繰り返す日向小次郎、そして大会後のロベルト本郷との別れも漫画界屈指の名シーンでしょう。

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posted by 勉三 at 20:00 | Comment(0) | 時事
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