2018年06月15日

「伝え方が9割」で学ぶ相手の立場で考える大切さ

 ども勉三です。ベストセラー「伝え方が9割」(佐々木 圭一 著、ダイヤモンド社)を読み、改めて「相手の立場で考える大切さ」を認識しました。

 我々の生活は誰かに何かを伝える機会で溢れていると言えます。仕事上でのコミニュケーションやプレゼンはもちろんのこと、家族や友人に何かをお願いするのだってそうでしょう。そして、内容が同じであっても、伝え方で結果が全く異なるというのも、誰しもが知っていることです。

 ですが、効果的な伝え方については学校ではあまり教わってこなかったのではないでしょうか。本来、国語の時間にそういったことを教えるべきなのですが、文学作品鑑賞など教養重視になりすぎていて、コミニュケーションの訓練は受けてこなかった人が殆どだと思います。同書が売れているのはそういう「必要だけどきちんと教わっていない」ニーズにがっちり応えたからだと思います。

自分の頭の中をそのままコトバにしない!

 同書で基本中の基本として挙げられているのが「自分の頭の中をそのままコトバにしない」ということ。これ、勉三はコンサルという仕事柄、痛いほど実感しています。

 というのもコンサルは、複雑に絡まりあった(かのように見える)物事を整理し、誰にでも分かるシンプルな形で説明するのが仕事だからです。ですが慣れないうちはこれがなかなか難しい。

 勉三はコンサルになる前は研究者をやっていたのですが、研究者の人ってみんな頭がいいし専門分野のバックグラウンドも共通しているので、少々複雑なロジックでも理解してくれるんですね。でもコンサルだと、みんなバックグラウンドがバラバラですし、プレゼン相手の役員や取締クラスなんて資料は本当にぱっと見でしか判断しないわけです。誰にでも分かるロジックで説明しないと納得してもらえないわけです。

 勉三も当初は自分の頭の中をそのまま説明していたのですが、これでは理解してもらえないことが多く、コンサルになりたての頃は非常に苦労しました。

相手の頭の中を想像する

 そこで大事なのが、同書でも紹介されている「相手の頭の中を想像する」という2つ目の原則。伝えるというのは、必ず受け手がいるわけで、その受け手が納得できないなら意味がないわけです。

 自分の頭の中をそのまま説明するんじゃなくて、どう説明したら相手に納得してもらえるかをまず考え、話を整理してから説明する。簡単なことのように見えますが、訓練しないと中々難しかったりします。

営業や講師だけでなく、全ての人が知っておくべき「伝え方」

 この本のいいところは、「選択の自由」「あなた限定」「サプライズ法」のような具体的なテクニックも多く掲載されているのですが、今回紹介した「自分の頭の中をそのままコトバにしない」「相手の頭の中を想像する」といった抽象的な原則も解説されている点だと思います。

 個別のテクニックが適用できない場面でも、基本原則と照らし合わせて考えることで、どうやって伝えればよいか分かるので非常に応用性の高い本となっています。

 伝えるというのは営業や講師のようなそれ自体を本職にしている方だけでなく、全ての人に求められるスキルだと勉三は考えています。例えば、研究職のような顧客相手でない仕事であっても、上司を説得して自分の提案を通す機会は多いと思います。

 非常に分かりやすく書かれているので、これまで本腰を入れて取り組んでこなかったという人にこそ、おすすめできる一冊です。

 なお、漫画版も出ていて気楽に読めるのでおすすめです。勉三も漫画で読みました。

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posted by 勉三 at 20:00 | Comment(0) | 書評
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