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2018年02月13日

外資系コンサル流の書籍は鵜呑みにしないで!

 ども勉三です。書店でビジネス書籍のコーナーへ行くと、「外資系コンサル流の資料作成術」といった書籍が沢山並んでいますよね。これらの本は確かにコンサルの方には大変参考になるかと思うのですが、コンサル以外の事業会社にそのまま持って行って通用するかというと、そうでもなかったりするので注意が必要です!

 勉三はこれまで大学院、メーカー、コンサルティングファームの3つの場で沢山のパワポ資料を作成して来ました。そこで学んだことは、求められる資料は場、レビューワー、目的などによって変わり唯一の正解は無いと言うことです。

情報が漏れなく記載されている方がいいか、口頭で補足すればよいか

 パワポ資料を作る上で最大の考え方の違いは、情報が漏れなく記載されている方がいいのか、それとも口頭で補足すればよいのか、という2つの対立する流儀です。

 勉三は大学院では「資料に全てを書く必要はない」と教わりました。「ごちゃごちゃ細かく書いても誰も読まない。細かいことは発表時に口頭で補足すればいいんだ」と。基本的にこれが世界標準的なスタンスと考えて差し支えないと思います。大学にせよビジネスにせよ欧米人の作る資料は基本的にこの考えで作られていることが多く、シンプルです。

 しかし日本の事業会社だと、必要な情報が全て資料内に含まれていて、発表を聞かなくても読めば分かる資料が最も良いとされることが多いです。もし大学院で教わった通りに「口頭で補足するので問題ありません」といえば、上司から怒られることになるでしょう。結果として発表資料はごちゃごちゃと情報が詰め込まれることになります。まるで日本メーカーのテレビのリモコンのような状態になります。

 日本のコンサルもプレゼンの相手は事業会社なので、どうしてもこの傾向に引っ張られてゴチャゴチャする傾向があります。その点で海外とは理想とされる資料は異なりますので注意が必要です。

ワンスライド・ワンメッセージ

 ワンスライド・ワンメッセージ、すなわち1枚のスライドに1つだけのメッセージを設け、それをタイトルにするというのは、色々な本に書かれていることです。これも大学やコンサルでは正しいのですが、事業会社では必ずしも好まれるとは限りません。

 というのも、コンサルのように「〇〇事業は売上が落ちている。リストラも含めた効率改善が必要だ」なんてスライドにメッセージとして書いたら、事業会社だと袋叩きにあうでしょう。事業会社ではそこまでズバっと言い切ることはできないし、求められていないのです。

 ですので、コンサルではNGとされる「事業別の売上分析」のような、メッセージではなく分析の種類をタイトルに書くような方法が事業会社の資料作成では好まれたりします。

まとめ

 極力シンプルに、ワンスライド・ワンメッセージで伝えるという欧米式の資料作成に最も近いのは、大学だと思います。その対極にあるのが日本の企業。そしてコンサルは本来は欧米式のはずなのですが、日本の企業に引っ張られてしまう、という構図です。

 皆さんも資料作成に関しては本に書かれていることを鵜呑みにせず、ご自身の会社や職場の風土、資料の目的などをふまえた上で考えるようにしてください。

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posted by 勉三 at 20:00 | Comment(0) | 転職
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