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2017年12月27日

無生物主語構文を使いこなせるかで英語力が分かる

無生物主語構文とは?

 英語を使いこなせるかどうかのバロメーターとして「無生物主語構文」があります。これはモノや出来事など生物でないものを主語にして擬人的に表現する構文のことです。例を挙げます。

 彼がいると落ち着く。  His presence makes me comfortable.

 英文を直訳すると「彼の存在が私を落ち着かせる」となります。日本語では無生物を主語にすると違和感のあることが多いのですが、英語ではこういった無生物主語構文が好んで使われます。この例も、英語を見れば意味は分かるかと思いますが、日本語からこのような表現はすぐには出てこない方が多いのではないでしょうか? 実はこの無生物主語構文をいかに使いこなせるかで、その人の英語力が分かるといっても過言ではありません。

無生物主語構文で自然な英語を目指そう

 もう1つ例をあげましょう。以下の日本語の文章を無生物主語構文を使って英訳してみてください。

 彼は1990年に公開された映画のヒットにより一躍世界的に有名になった。

 いかがでしょうか? 訳例は以下の通りです。

 The commercial success of his 1990 film brought him to global prominence.

 直訳すれば「彼の1990年の映画のヒットが、彼を世界的な名声へと押し上げた」といった具合になります。もちろん、"He became globally famous thanks to the commercial success of his 1990 film." などでも間違いではないですが、どちらが「こなれた感じ」がするかといえば一目瞭然だと思います。このように、無生物主語構文を使えるようになると、自然かつ、びしっとした表現が英語でできるようになります。

無生物主語による疑問文

 無生物主語構文は疑問文でもよく使われます。以下の文を無生物主語で英訳してみてください。

 どうして怒っているの?

 訳例は以下の通り。

 What makes you so angry?

 他にも、"What brought you here?"(どうしてここに来たの?=用はなんだい?)などもよく見かける表現になります。こういうのが使いこなせるとグッと自然な英語に近づきます。

構文を素早く作るのが英会話や英作文のコツ

 最近できた駅前のバーが好きでハマってるんだ。

 これを英語で表現したいときはどうしますか? 「私は〜にハマっている」という表現がすぐに思いつかない場合、2つの戦略があります。1つは「ハマっている」=「好き」「頻繁に行く」と分解して、"I love the new bar near the station. I often go there." などのように正攻法かつ分解して表現する方法。これはこれで素晴らしい能力です。

 もう1つは、無生物主語構文を使って "The new bar near the station keeps me going there." などのように表現する方法。別に "... attracts me" でも "... makes me addicted" でも何でもいいのですが、「バー 動詞 自分」の形にすることで、色々な表現が思いつくのではないでしょうか。

 会話でも文章でも、自然な英語がスラスラ出て来る人は、こういった判断を瞬時に行っているのです。今度から訳したり英語で表現したりするのに詰まってしまった場合は、無生物主語構文という選択肢を思い出してみてください。

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posted by 勉三 at 20:00 | Comment(0) | 英語
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