2017年12月22日

転職講座コンサル編5:ケース面接対策(基本編)

 お疲れ様です。勉三です。転職講座コンサル編の第5回。今回からケース面接の対策方法について解説していきます。戦略系コンサルティングファームの選考=ケース面接と言っても過言ではないぐらい重要な位置を占めています。

 1回だけでは到底説明しきれないので、何回かに分けることにしました。まずその第一弾は「基本編」と題して、ケース面接にはどういったパターンがあるかなどを取り上げたいと思います。

戦コンの選考フロー

 これまでも述べてきたように、戦略系コンサルティングファームの選考は、書類選考→筆記試験→数回のケース面接 という形が基本となります。ケース面接の回数は人によって可変で、多くの人は内定までに3〜6回程度を経験することになります。多い場合は7回以上ということも。誤解しないで頂きたいのですが、これは1社の話です。複数のファームを受ければその分だけ回数も増していきます。

 この事実から言えることが3つあります。1つめは、戦略系ファームが採用にあたって人選をそこまで吟味しているということ。地頭、論理的思考力、コミニュケーション力の全てを備えていないと内定まで辿り着くのは難しいと言えます。そして、それを見るのに最適の方法がケース面接と言う訳です。

 2つめは、応募から内定までに比較的長期間がかかってしまうということ。面接は1日1回だけでなく、2〜3回まとめて行う場合もあるので、面接回数=面接日数とは限らないのですが、それにしても筆記試験と合わせて少なくとも3日は選考のためファームを訪問することになります。それぞれの選考の間は結果通知と日程調整の関係で早くても2〜3週間程度は間隔が空きますので、応募から順調に行っても2〜3か月はかかってしまいます。

 3つめは、ケース面接を制することが戦コン内定の鍵となること。これについては理由を言うまでもないでしょう。

ケース面接とは?

 そもそもケース面接とは何なのでしょうか。簡単にいえば、面接官が何か事例(ケース)をもとに質問し、それに対して志望者が答え、そこから議論を発展させる中で、志望者の地頭、論理的思考力、コミニュケーション力などを測るという形式の面接になります。

ケース面接のパターンを分類!

 ケース面接はいくつかのパターンがあります。1回の面接で1パターンだけ出されることもありますが、複数のパターンが出されたり、これらを組み合わせた複合として出されることもあります。

1.架空ビジネスケース

 架空の企業に関しての説明を受け、それについて「事業を黒字化する方法を考えて欲しい」だとか「売上を上げる方法を考えて欲しい」といったお題が出されるというもの。ケース面接の最も典型的な形式だと思います。

 架空ビジネスケースにも大きく2通りあり、売上や市場分析などの資料を渡されて「10分間時間を与えるので考えをまとめて欲しい」と言われる場合(資料あり架空ビジネスケース)と、あるいは資料などは無く口頭で説明されるだけの場合(資料なし架空ビジネスケース)もあります。

 進め方についても様々で、例えば資料あり架空ビジネスケースだと、最初に資料が全て渡されることもあれば、議論の進行に伴って1枚ずつ資料が加わっていく場合もあります。発表も口頭で行う場合もあれば、ホワイトボードなどを使っても良い場合もあります。途中で簡単な計算問題が出されることもあります。こればかりは、ファームごと、面接官ごとに変わるので、その場その場に応じて臨機応変に対応するしかないでしょう。

 ただし傾向として、選考の中で初期の面接に出されることが多いです。というのも、戦コンの選考では、マネージャークラスによる面接ステージ(たいてい1〜2回目)と、パートナークラスによる面接ステージ(3回目以降が多い)の大きく2つに分かれているんですね。で、マネージャークラスの面接では、いくつかある架空ビジネスケースのストックの中から出題していることが多いというわけです。特に資料ありの場合は毎回作っているわけがないですからね。

 架空ビジネスケースは地頭も必要ですが、ある程度は対策で鍛えられるので、事前にしっかり準備しておくことが必要です。

2.フェルミ推定

 フェルミ推定とは「日本に電柱は全部で何本あるか?」や「全世界のビールの市場規模はいくらか?」のような、一見しただけでは分かりそうにないことを、既知の情報を積み上げて推定する問題のことです。これも架空ビジネスケースと並んで、ケース面接では代表的な形式となっています。

 ただ、私が受けた限りではフェルミ推定を出題してきた会社は少なかったです。中途採用ではあまり重視されていないのかもしれません。とはいえ、いつ出されるかは分からないので対策はしておくべきです。フェルミ推定は対策はしやすいので、きちんと準備しておけば恐れることはないと思います。

3.実例ビジネスケース

 架空ビジネスケースとは異なり、実際の例をもとに「あなたならどうする?」という形で出されるものです。実際の例としては、面接官が実際に携わったプロジェクトでの事例をもとにすることもありますし、志望者の業務に関係することを題材にしたり、志望者の現職の会社を題材に「あなたならどう経営陣に提言する?」などのように聞かれることもあります。

 この形式はどちらかといえば、マネジャークラスの面接より、パートナークラスの面接で出されることが多いです。パートナークラスの面接では、マネージャークラスの面接のような定型的な架空ビジネスケースではなく、フリーディスカッションで進んでいくことが多く、その過程で実例ビジネスケースへと発展していくパターンがよくみられます。

 また、戦略系コンサルティングファーム以外の、総合系コンサルティングファームやコンサル業界以外でも外資系企業ではよくこのパターンが出題されます。

 この形式が難しいのは、そこからケースに入ったとは気づきにくい点にあります。面接で普通にやり取りが続いていたところに、いきなり「そういう時、あなたならどうしますか?」と前触れもなく聞かれるわけです。架空ビジネスケースであれば「ここからケースなんだな」というのが分かりやすいのですが、ケースに入ったことに気づかずに、それまでの面接の調子で受け答えを続けて撃沈ということも。論理的思考力もそうですが、日ごろから政治経済やビジネスについてよく考えておくことが必要になります。

対策方法は?

 ケース面接のパターンについて理解できたところで、次回は対策方法についてお伝えしたいと思います。

スポンサーリンク

.

posted by 勉三 at 20:00 | Comment(0) | 転職
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。