2017年12月16日

転職講座10:選考

 転職講座の10回目。転職活動もいよいよ本格化し、前回は転職エージェントと面談し企業へ正式に応募するところまでをお話しました。今回はいよいよ実際の選考のプロセスに入っていきます。

選考の流れは?

 転職エージェント経由で応募すると、エージェントがあなたの履歴書や職務経歴書とともに推薦文を添えて企業に送付してくれます。推薦文には「非常に快活で人当たりの良い」だとか「長年に渡って〇〇業界でキャリアを積んでこられており、英語でのプレゼンテーションの機会も多く経験されている」だとか、多少盛りつつ書いて頂けるというわけです(笑)

 そしてめでたく書類選考を通過した場合には、エージェント経由で企業からその旨の通知が来ます。その後の選考の流れは企業によって千差万別ですが、通常は内定に至るまで何回か面接があります。戦略系のコンサルティングファームなどではその前に筆記試験をはさむこともあります。いずれにせよ次の選考ステップに向けての日程や時間帯の調整をし、当日になったら面接に臨み、また結果を待つというサイクルを何度か繰り返すことになるかと思います。

面接の日程調整の注意点

 転職活動では企業側も在職者に配慮して、平日であれば日程や時間帯に関しては柔軟に調整してくれることが多いと思います。ただし、これは非常に大事なことなのですが、あなたにとって転職活動はプライベートかもしれませんが、応募先の企業にとっては採用活動は立派な業務です。ベストなのは営業時間内であることは認識した上で、それ以外の早朝や夜間の時間帯にしてもらう(もしくは、してもらった)場合には、メールでも面接時でもきちんと感謝を表すようにしてください。採用担当者はただでさえ忙しい中でわざわざ面接をしてくれているということを決して忘れないようにしましょう。たまに、さも当然のように勘違いしている人もいるので注意してください。

 また、いくら柔軟といっても1か月以上先の日程しか空けられないというのは、真剣度を疑われてしまいます。年末年始やゴールデンウィークといった長期休暇を挟む場合は別かもしれませんが、基本的には1か月以内を目安に日程は伝えましょう。その場合も社会人としての常識を忘れないようにしてください。候補日を聞かれて「7月3日が空いています」とだけ返信するのは失礼ですよね。普通は何日か候補日を伝えたうえで、少なければその旨をお詫びするのが礼儀です。

理想的な返信例

 7月第1〜2週ですと7月3日(19時以降)、5日(20時以降)、10日(18時以降)でしたら空いております。現職業務の都合で可能な日程が少なく、時間帯も遅くなってしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。もしいずれも難しいようでしたら、第3週以降の候補日を挙げさせて頂きますので仰ってください。

 「職場が東京」「退社時間の融通が利く」「有給が取りやすい」であれば転職活動はしやすいと思いますが、そうでない場合は調整に結構苦労することになるかと思います。企業に応募するペースも、どれぐらいのペースであれば選考に時間を割けそうか考える必要があります。例えば一気に20社ぐらい応募して全て通ったとしても、1か月以内に全ての選考を受けるのは不可能に近いですよね? 何社か応募して、残り持ち駒の数や選考通過率を見ながら適宜追加でエントリーしていくのが良いかと思います。

面接で名刺は必要?

 転職活動をしていると転職エージェントや企業の面接官から名刺をもらう機会も多くあります。こんな時、つい自分の名刺を渡したくなってしまいますが、これは不要です。というか、転職活動はあくまでプライベートなので、現職や前職の名刺を使ってはいけません(どうしても相手から求められれば良いとは思いますが)。そもそも、どのみち転職したら役に立たなくなる情報ですしね。自分で作った個人用の名刺なども不要です。相手の名刺だけ受け取るのは何とも落ち着かないかと思いますが、転職活動はそういうものなので気にする必要はありません。

転職活動時の企業とのやりとりは全てエージェントを介するのが約束

 直接応募した場合はこの限りではありませんが、転職エージェント経由で応募している場合は、以後の企業とのやりとりは全てエージェントを介して行うのが基本というか約束事になります。企業もあなたに連絡を取るときはエージェントを介して連絡します。これは絶対に守るようにしましょう。エージェントの知らないところでやりとりをするとトラブルのもとです。

 また、エージェントを介することでメリットもあります。日程調整の際も、直接応募だと企業から直にメールが来るので「その日のうちに返信しなきゃ」などと焦ってしまいがちですが、エージェント利用であれば、どうしても間に1枚入るので伝達に時間がかかりますし、返信が多少遅くなっても「エージェントがグズグズしてたから」と言い訳が立ちます。これは些細なことに思えるかもしれませんが、転職活動では複数企業で内定をゲットする順番を調整しなければならないこともあるので、志望度の低い企業は返信や日程を少しずつ先延ばしし、志望度の高い企業は選考を早く進めるといった戦術が必要になることも多いので、意外と重要になります。

面接対策は?

 面接では最低限、自己紹介(氏名、現職や前職について、職務経歴についてなど)志望理由(転職動機、その業界の志望理由、その業界の中でもその会社の志望理由)は聞かれますので、面接前にきちんと準備するようにしましょう。どちらもあまり長くならないように、1分程度におさめたほうがよいと思います。事前に原稿を作ってタイマーで時間を測って暗唱できるようにしてください。これをするのとしないのとでは大違いです。ただし、実際の面接は面接官との対話です。自己紹介の途中に面接官が興味を持って質問してくることもあるでしょうし、その場合は柔軟に対応するようにしましょう。

 また、企業や応募のポジションにも依るかと思いますが、行ってみたら面接官が外国人だったとか、面接官が日本人でも突然英語で言ってみてなどと無茶ぶりされることもあります。勉三もいくつかの外資系企業の面接でそういった経験があります。ですので、その様なケースが想定される場合には、上記の内容については英語でも同様に説明できるようにしておくことをお薦めいたします。

選考に通過フラグやお祈りフラグはあるのか?

 面接で丁重に見送りをされたらお祈りフラグだとか、今後の選考のことを伝えられたら通過フラグだとか、巷に色々な話が出回っていますが、実際のところは企業や面接官によるとしか言えません。転職活動の面接なんてだいたいは1対1なので、普通は面接が終わったらエレベーターまで見送ってもらうことになりますからね。沢山面接を受けてきて分かったのは、フラグなんて無いということです。

 選考から結果通知までの期間についても企業次第ですが、戦略系のコンサルティングファームに関してだけいえば傾向のようなものはありました。それは、面接に落ちた時は連絡が早く(数日以内)、通過した時は連絡が遅い(1〜2週間後)というもの。一般的に言われているのと逆に思うかもしれませんが、私が受けた限りでは殆どがこのパターンでした。しかし業界が違うと全然当てはまらないので、あくまで戦略系コンサル限定の話だと思ってください。戦略系でないコンサルティングファームは即日通過の連絡といったケースも多かったです。

タグ:転職講座

スポンサーリンク

.

posted by 勉三 at 20:13 | Comment(0) | 転職
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。