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MoneyScript

2020年07月15日

努力は前倒しでしたほうが最終的にはコスパがいい

努力するなら若いうちにしろ! 年を取ってから努力すると損になる!?

 ども勉三です。テレビで芸能界を見ていて思うのは、大御所になるほど楽だなということです。無論、明石家さんまさんのように今でも誰よりも働いている人もいますが、ビートたけしさんやタモリさんはもはやお笑いというより文化人の枠におさまり、テレビに出ているだけでガンガンお金が入ってくる状態です。

 いずれにせよ共通するのは莫大な出演料です。そして何故彼らが莫大な出演料を貰えるかというと、そこには運もありますし実力もあるのですが、若い頃にそれだけ努力したからでしょう。

 では思考実験として、逆に「若い頃適当にやって、歳を取ってから努力する」という生き方を考えてみましょう。努力の総量は同じであっても、稼げる額も人生の楽しさも全く異なる結果になります。

 ここから言えることは、同じ努力するなら若いうちにしておいたほうがいいということです。長い目で見ればその方が楽ですし、それでいて得られる結果は遥かに大きくなります。「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、実はこの法則に反した人生を送っている方は多いのではないでしょうか?

若い頃に努力するほど後々の波及効果が大きい

 「同じ努力をするなら若いうちにしておいたほうが得」という現象をもう少し解き明かしてみましょう。例を挙げると、大学までの勉強が一番分かりやすいかと思います。

 勉強していい大学に入ると、その後の人生にずっと波及効果があります。何故なら、大学を卒業した後の就職先は出身の大学や学部によって大きな影響を受けるからです。途中で転職や独立などをするにしても、それ以前の自分の人生が影響した結果です。また、老後も現役期間中にどれだけ稼いだかで貯蓄額や年金額、住めるところなども決まってきます。従って、どの大学を出るかは、大学を卒業してから死ぬまでの少なくとも平均60〜70年程度は大なり小なり波及効果があると言えます。

 一方で40歳の時に何か資格を取ったとしましょう。これが波及効果を持つのは、その後の人生なので40〜50年程度と、出身大学に比べて効果の期間が短くなります。

 このように、人生の若い期間に努力して得たものほど、その後の人生で長期間役に立つという事が言えるのです。もちろん、社会人になってからする努力に意味がないとは言いません。しかしながら、社会人になってリストラされないように、あるいは少しの年収を上げるために、業務が終わってから忙しい合間を縫って自習している人たちが多いことを考えると、「もし高校生までに同じ努力をしていれば、そんな努力をしなくて済んだか、もしくはもっと楽にできていただろうに」と思うのを禁じえません。

「まったり薄給」は果たして本当に合理的な選択肢か?

 少し話は変わりますが、現在は若者の間では「激務高給」よりも「まったり薄給」が人気で、年収は人並かそれ以下でも構わないので、とにかく楽な仕事を選ぶ人が増えているそうです。

 実は勉三もこの気持ちはすごく分かるのです。なぜなら勉三も非常にナマケモノだからです。とにかく無駄な努力をするのが嫌いです。

 では何故勉三が外資系の戦略系コンサルなどという激務の代表格のような仕事をしているかというと、その方が長い目でみて楽だからではないかと思っているからです。

 例えば、戦略系コンサルであれば勤め人としてはかなり良いお給料を貰えるので、経済的な心配をすることが比較的少なくなります。また、基本的にコンサル業界はどこの会社でもやってることはそう変わらず、いったんスキルを身につけてしまえば、40代になっても転職は容易だというのがあります。一方で、内資大企業で40代の非管理職(係長とか)でリストラされると、年収を維持して転職することは困難になります。逆説的ですが流動性の高いコンサル業界の方が、仕事の心配をする必要がないのです。

 ここに挙げたことはほんの一例ですが、ポイントとしては、戦略コンサルという仕事をすることで悩まなくてよくなったり、あるいは悩みが小さくなるということがあるということです。一方で、まったり薄給の人は、本業の収入が安くて昇給も期待できないという人も多く、副業に手を出してみたり、新しい勉強をしたりする人も多いです。本業が楽な分、どこかで別の心配事ができ、努力をしなければならないのです。

 ですので、「まったり薄給」を選んでいる人は、楽な方を選んでいるかにみえて、実は長い目で見ると大変な選択肢を選んでしまっている可能性もあるのではないか、というのがここで勉三の言いたいことになります。もちろん、上はあくまで単純化したお話ですので、そうでないという人もいるとは思いますが、「本業の仕事が楽」なのと「人生が楽」なのは別ということは言えるかと思います。

最後に

 いかがでしたでしょうか。どうせ努力するなら最小限の努力で楽をしたいものですよね。その場合は努力を前倒しで若いうちにしておくのが良いというお話でした。

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posted by 勉三 at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア
2020年07月04日

大企業がコンサルに頼る本当の理由

優秀な社員が多い大企業が、コンサルに頼る理由とは?

コンサルなしでは仕事が回せない大企業や官公庁

 時々コンサルに懐疑的な人の意見として耳にするのが、「彼らは口だけ」「現場が分かっていない」といったものがあります。しかし今の大企業や官公庁はコンサルなしでは回らなくなってきています。

 私自身もコンサルタントとしてクライアントのオフィスなどを訪れる機会は多いですが(コロナ前の話ですが)、だいたい他のコンサルの人と受付で鉢合わせします。それぐらい大企業はコンサルを多用してるんですね。

 あまり大企業の中を知らない人は、例えば「メーカーのA社はマッキンゼーを使っている」とか、あたかも1つのコンサルティングファームを専属的に使っているかのように思っている人もいますが、これは全く違います。「メーカーのA社は、コンサルファームのP社とQ社とR社とS社とT社に現在仕事を依頼している」といった具合に、1社で何社ものコンサルファームを同時に使っているのが実際です。

 これは1つのプロジェクトで複数のコンサルファームが参加する場合もありますし(M&Aや規模の大きい案件だと、投資銀行、戦略ファーム、総合系ファーム、SIerなど何社も参加します)、別々のプロジェクトで別々のコンサルファームが関わっているということも両方ありえます。

 いずれにせよ今の大企業はコンサルを多用し、コンサルがなければ回らない状況と言えます。これは官公庁も同じです。昔と比べてお役所の広告がおしゃれになったと思いませんか?これもコンサルや広告代理店などへの外注が進んだからです。

ではなぜそこまでコンサルを使うのか

マンパワーの問題

 この理由は様々あるのですが、「マンパワー」と「知識やスキル」の2つの観点から説明可能です。まず、マンパワーとは、単純にクライアント側の人手不足をコンサルが補うということです。

 今の大企業や官公庁は、本体の正社員数を極力抑えるようにしています。なぜかというと、正社員は容易に解雇することができず、その後何十年にも渡って給与を支払い続ける必要があるからです。これは先の読めない今の時代にはそぐいません。今ある仕事が10年後にもあるかどうか分からないからです。

 そのため、大企業や官公庁はマンパワーを正社員ではなく、他の方法で補おうとしています。その方法はいくつかあります。一番分かりやすいのは派遣や非正規雇用への置き換えですね。しかし、マンパワーの補充手段はそれだけではありません。例えば、これまで社内でやってきた作業を外注することも立派なマンパワーの置き換え手段です。

 いずれも毎月企業が支払うコストは正社員より高いことが多いのですが、需要の変化に応じて調整できるので正社員より柔軟にコストを絞ることができます。派遣社員も給与が安い印象がありますが、企業は大抵の場合は高い金額を派遣会社に支払っています。派遣会社がそこから経費などを差し引くので、派遣社員に入ってくる額が安くなるだけです。

 コンサルもこの延長線で考えることができます。社員が足りない分を一時的にコンサルを雇って業務を回すわけです。定型化された単純作業であれば派遣社員などの利用で済みますが、社内の業務フローを改善したり、ITシステムを置き換えたり、M&Aの戦略を練ったりといった高度な作業はコンサル、投資銀行、SIerなどの出番です。

 今の大企業や官公庁は、実務を回せる正社員は最小限の数におさえており、こういった実際の実務はコンサルやSIerなどが行い、正社員はその進捗管理を行うのがメインになってきています。

知識やスキルの問題

 もう1つは知識やスキルの問題です。IT系が一番分かりやすいかもしれませんが、AIを用いた新しいサービスを導入しようと思っても、クライアント側にその知識やノウハウを持った人が十分にいないという事が普通です。なので、その部分をコンサルやSIerに頼むわけですね。

 M&Aも多くの外部アドバイザーを要する業務の典型例といえるでしょう。M&Aというのはその前後期間だけ急激に作業量が発生し、かつ戦略・実務・会計・税務・法務とビジネスに関わる全ての知識が要求されるため、これをクライアント側の企業だけで全てカバーするのは困難です。そこで、M&Aプロジェクトの遂行の際には、投資銀行、戦略コンサル、業務コンサル、監査法人、弁護士事務所、SIer などのアドバイザーが総動員されることになります。1か月あたりのコストを考えるととんでもないことになりますが、それぐらい支払う価値があるということです。

クライアントもクライアント自身のことをよく分かっていない

 また、他によくあるコンサルへの懐疑的な見方として「クライアントの方がその業界詳しいんだから、何も知らないコンサルが入っていって何ができるの?」というものです。

 これは大企業のことを全く知らない絵空事のような意見だと言わざるを得ません。大企業は小さい企業と違い、会社のことを全てわかっている人というのがいません。社長であっても会社の業務の全貌は分からないのです。例えば、メーカーで営業や人事畑を歩んできた社長や役員は、研究や生産のことは殆ど分かりません。逆に研究や生産の人は営業のことなんて分かりません。

 ですので、その会社の業務フローの全体図を頭に思い描ける人などおらず、各部署がお互いに別々の会社ともいえるぐらい縄張り意識があることも多いので、誰も他部署のことに口を挟もうとはしないのが現実です。ですので中立的な立場としてガンガン入っていけるコンサルが必要とされているのです。

 また、「何も知らないコンサルが」というのも間違いです。コンサル業界にはその業界で働き中途でコンサルに入った人や、あるいはPhDやMDなどのその道の専門家の人もいます。例えば、自動車会社を対象としたプロジェクトであれば、別の自動車メーカーやサプライヤー出身のコンサルタントがプロジェクトに参画することも多いです。これを「何も知らない」と言えるでしょうか? 逆に彼らはクライアントが知らない他社のプラクティスなどを知っているので、クライアントにも重宝されることが多いです。

最後に

 いかがでしたでしょうか。今回は、現在の大企業やコンサルがいかにコンサル漬けで、コンサルなしでは業務が回らないということ。また、クライアントも自身のことを完全に把握している人は社内におらず、門外漢であってもコンサルがそこに入って付加価値を出せる余地はいくらでもあることを解説させて頂きました。

 多分、大企業がどのように仕事を回しているのかは、大企業で働いたことが無いと分からないと思います。よく大企業ではスキルがつかないと思っている人がいますが、大企業がどういう原理で動いているか分かるのが、大企業に勤めることで得られる最大のメリットです。

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posted by 勉三 at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア
2020年07月03日

未経験でコンサル転職してついていけるかが一発で分かる質問

「コンサルに転職したいんだけど未経験で不安」という人は多い

 ども勉三です。このコロナ不況のもとでもコンサル業界は堅調に成長を続けており、各社とも引き続き人員拡大を積極的に行っています。そんな中、他業界から「コンサルへの転職に興味があるけど、未経験だしやっていけるか不安」と相談を受けることもあるのですが、そんな時に勉三も「この人に転職を勧めていいんだろうか」と悩んでしまいます。

 コンサル業界は、働き方も自由度が高く、成果さえ出していればうるさいことはあまり言われませんし、プロジェクトの合間で長期休暇も取りやすく、おまけに給与も高いので、合う人には非常に合うのですが、一方で合わない人には内資の事業会社ほど面倒見が言い訳ではないので、辛い思いをする業界だと思います。

 そうして何人かから転職の相談を受けているうちに、その人がコンサルに転職していいかどうか、それともやめておいた方がいいのかを、一発で見抜ける質問があることが分かりました。それを今回は紹介したいと思います。

「あなたは現職で仕事が早く終わりすぎて時間をつぶすのに困っていますか?」

事業会社の業務量・スピード程度で一杯一杯だとコンサルはきつい

 既に見出しに書いてしまいましたが、「あなたは現職で仕事が早く終わりすぎて時間をつぶすのに困っていますか?」という質問がその答えです。

 この質問に対してイエスと答えられる人は、コンサルに転職してもやっていける可能性が高いと思います。一方で、「そんなこと全く考えたことがない。いつも仕事を締め切りまでに終わらせるので精一杯だよ」というのであれば、止めておいた方が良いでしょう。

 というのも、コンサル業界からすれば殆どの事業会社の仕事はヌルいです。勉三はコンサルになる前はメーカーで働いていましたが、業務量的にも期限的にも、メーカーの1〜2週間分ぐらいの仕事をコンサルでは1日で仕上げてしまいます。

 ですので、そんなヌルい仕事量を息を切らしながらスケジュールに追われてしているようだと、コンサルになってからの仕事のスピードについてけないでしょう。ついていけない人は長時間労働で補うしかなく、毎日深夜まで働くことになります。

仕事ができる人はみんなやってること

 勉三はメーカーにいたころは意図的に成果を出すスピードを抑制して仕事をしていました。数週間とか下手すると数か月の期間が与えられた研究課題でも、1週間程度でほぼ完成形まで持っていってました。でもそこですぐに報告すると次のタスクを与えられしんどいだけなので、わざと時間がかかるように見せかけていました。

 コンサルに転職した後も同様でした。最初に先輩のアナリスト(アソシエイト)と一緒にパワポの資料を作成するというタスクを与えられたのですが、担当部分がすぐにできるので、次第に少しずつスピードをセーブして、遅すぎるとも早すぎるとも追われないベストなタイミングで「できました」というようにしていました。

 実はこの「いつできましたと言うか」というのは、コンサルではクライアントとのやりとりでも非常に重要で、その日の夕方までに資料が完成していても、わざとクライアントに共有するのは深夜にしたりします。何故なら、その方が「こんな深夜まで働いているんだ。コンサルは流石だなあ」とクライアントに思ってもらえるからです。

 これを聞いて馬鹿にする人もいるかもしれませんが、こういう小さいことは大事です。いかに働き方改革だと声高に叫んでも、我々日本人の思考回路には長時間働いた人ほど頑張っていて偉いという式が組み込まれており、それを消し去ることはできません。そして大切なのは実際に長時間働くことではなく、働いたかのように見せることです。

 このようなことは勉三だけでなく、コンサル業界で生き残っていく人はみんな考えながら仕事をしていることなのです。仕事は早く終わって当たり前。それをいつできましたと報告するかに皆思考を巡らせているのです。そういったことを考えたこともないというような人はコンサルには向いてないです。

最後に

 いかがでしたでしょうか。コンサル業界は未経験だろうと間口が広く、収入も高く、やりがいのある仕事でありますが、高速かつ高精度なタスク処理能力が最低限要求されます。それについていけるかどうかを問うのが今回の質問でした。

 コンサルへの転職を考えている方は参考にしてみてください。

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posted by 勉三 at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 転職