2018年11月15日

コンサル就職・転職前に必読の本(2)

 ども勉三です。前回からの続きで、勉三が読んだことのある本の中から、「もっと早めに読んでおくべきだった」「コンサルになる前に読んでおけば…」と感じた本について紹介させて頂きます。コンサルティングファームへ入社予定の方は、入社前に必ず読んでおくことをお薦めします。

ロジカル・シンキング(照屋 華子、岡田 恵子 著、東洋経済新報社)

必読度:★★★

 コンサル業界では読んだことのない人の方が少ないであろう定番書。著者はお二人とも元マッキンゼー。MECE や So what? Why so? といったコンサルタントの間では常識となっている概念について、非常に分かりやすく説明されています。

 コンサルになるにあたって、この本に書かれていることを知らないようではモグリと言われても仕方がないレベルです。必ず読んでおきましょう。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」(安宅 和人 著、英知出版)

必読度:★★

 こちらもコンサルの間では定番の一冊。この本が説いているのは「間違った解を一生懸命求めても意味無いよ」ということ。

 これ、言われればすごく当たり前の事なんですけど、実際の仕事だとかなり多いんですよね。そもそもの問題設定が間違っているのに、それを深夜まで必死でみんなで働いて仕上げようとしているようなことが。

 それ以外にも、コンサルとして基本スキルとなる問題解決のアプローチなどについても解説しているので、非常におすすめの一冊です。

問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術(高田 貴久、岩澤 智之 著、英知出版)

必読度:★★★

 「抽象的な説明だと理解できないよ」という方におすすめなのがこの一冊。上賀茂製作所という架空の企業を舞台に、コンサルティングファームから同社の経営企画部に転職した主人公である戸崎が、社長から直々に業績低迷しているマルチメディア事業部の立て直しを命じられる、というストーリー仕立てになっています。そして、実際にどう問題を解決していくかという、まさにコンサルタントの仕事の流れを戸崎と一緒に追体験できる構成となっています。

 帯にも「トヨタ、ソニー、三菱商事…各社で続々導入」と書かれているのも頷けるぐらい、非常に分かりやすい本だと思います。

グロービスMBAアカウンティング【改訂3版】(グロービス経営大学院 編著、ダイヤモンド社)

必読度:★★★

 少しジャンルが変わって、こちらは会計の本です。会計の知識はどんな業界でも通用するビジネスの共通言語のようなものです。当然、コンサルにとっても会計は極めて重要です。コンサルタントの仕事は究極的にはPL(損益計算書)の数字を改善することと言えるわけですから。

 特に、新卒でコンサルに入社される方、未経験でコンサルに転職される方でこれまで勉強したことがないという方は、絶対に会計のことは一通り勉強しておきましょう。入社後、それもすぐの時期に絶対に必要になります。

 会計の入門書は書店にいけば沢山ありますが、本書は分かりやすさと詳しさのバランスが一番よく、簡単すぎず難しすぎずお薦めです。それほど厚い本ではないですし、これさえ頭に叩き込んでおけば、入社後に恥ずかしい思いをすることは無いと思います。

今回は堅めの本が中心になってしまいました。続きは次回へ。

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posted by 勉三 at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 転職

2018年11月13日

コンサル就職・転職前に必読の本(1)

 ども勉三です。勉三がよく聞かれる質問が「コンサルに就職(または転職)する前にどういうことを勉強しておけばいいですか?」というもの。今回は、勉三が読んだことのある本の中から、「もっと早めに読んでおくべきだった」「コンサルになる前に読んでおけば…」と感じた本について紹介させて頂きます。

 ちなみに、コンサルに入社が決まっている方で、入社後やっていけるかが不安な方は、ここで挙げられている本は今すぐ発注して読んでおくことを強くお薦めします。なぜなら、コンサルになって真っ先に言われるのが「本を買うのに躊躇するな」ということだからです。コンサルは設備も何もなく人間自体が資本なので、自己投資を惜しんではいけません。

ビジネスフレームワーク図鑑(株式会社アンド 著、翔泳社)

必読度:★★★

 2018年に出たばかりの新しい本なのですが、全コンサル必読とも言うべき本です。この本を最初に書店で見かけた時は「コンサル業界のノウハウ流出もここまで来たか」と危惧さえ感じたのを覚えています。

 というのも、コンサル未経験者が入社して一番困るのは、作れるスライドのレパートリーが少ないということなんです。何かスライドを作ってと指示されても、どういう構成にしたらいいか思い浮かばない。勉三も本当に入社直後はそれに悩みました。それは、どうしても「コンサルの作ったスライド」を見た経験が少ないために引き出しが限られるというのが原因なのですが、この本はその引き出しをレパートリー化して誰でも使える形でまとめてくれているのが画期的。こういう本が勉三がコンサルになった頃にあったら、だいぶ違ってただろうなあと思った一冊です。

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック(山口 周 著、東洋経済新報社)

必読度:★★★

 コンサルに入って叩き込まれるのがスライド作成。コンサルにとってのパワポ(PowerPoint)は、料理人の包丁のようなもので、使えなきゃ話になりません。

 ところが、単にパワポが使いこなせるだけではだめで、何をメッセージとして伝えたいのかを明確にし、そのメッセージを伝えるためだけにスライドを磨かないといけないわけです。これが難しい。未経験者にありがちなのは、情報を盛り込みすぎてメッセージが曖昧になったりして、上位者からケチョンケチョンに詰められるわけですが…。

 この本はコンサルにとって最低限のスライド作成スキルを、コンパクトにまとめている名著だと思います。これだけで素晴らしいスライドがすぐに作れるかというと、そんなに簡単にはいきませんが、知ってて当たり前のことを知らずに恥をかくということは無くなるのではないかと思います。

コンサル一年目が学ぶこと(大石 哲之 著、ディスカバー・トゥエンティワン)

必読度:★★★

 こちらはスライドワークに限らず、コンサルとして徹底的に叩き込まれることを30項目に分けて解説しています。コンサルになるなら絶対に読んでおいて欲しい本。

 例えば「喋らないなら会議に出るな」「ヴァリューを出す」「常に自分の意見をもって情報にあたる」「数字とロジックで語る」「結論から話す」などなど、コンサルになったら絶対に一度は言われることがまとめられています。

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術(伊藤 羊一 著、SBクリエイティブ

必読度:★★

 コンサルになると耳タコになるほど言われるのが「端的に話せ」「要点を話せ」「結論を話せ」といったこと。仕事では当然、大企業の超多忙なエグゼクティブクラスの方と話すことになるので、結論に関係のないことをグダグダ話していると即無能判定されます。

 コンサル業界でよく言われるのが、エレベータートークの話。これは、クライアントや自社のパートナーとエレベーターで一緒になった際に「どう?順調?」などと聞かれたとき、プロジェクトの現状をエレベーターに乗っている1分足らずの時間でうまく説明できるかどうかという思考実験。

 実際、この手の能力はコンサルタントとして非常に重要なのですが、それは単にクライアントに伝えるためだけではないのです。これは自分がプロジェクトのことを把握するためにも良い訓練なのです。もし30秒や1分で現状をうまく言語化して説明できないのであれば、それは自分がプロジェクトのことを完全に理解していないということ。なので、勉三は電車の待ち時間など暇があれば、常にこのトレーニングをするようにしています。

 本書は「結論+根拠+たとえば の三段構成」で「大事な事だけシンプルに伝える技術」を説明した良書。「『基本的に』は不要」「頑張ったことは話すな!」など未経験者が陥りがちな罠についても丁寧にフォローされており、コンサルになるにあたってクライアントとの会話に不安を感じる方は一読を強くお薦めします。

 まだまだあるのですが、長くなったので次回に…。

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posted by 勉三 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 転職

2018年11月12日

社会人必須の3つのカード(1):JAL/ANAカードの基本知識

 ども勉三です。社会人になったら絶対に作っておくべき3つのカードがあります。それは「JALカード」「ANAカード」「JR東海EX-ICカード」です。出張の多い職種であれば必須ですが、そうでない人もプライベートでも使えるので持っておいて損はありません。

 日本に住んでいる限り、この三社のお世話になることは非常に多いので持っていて損することはありません。いざ出張や旅行の必要性がでてきてからだと発行に間に合わない可能性があるので、社会人になった方は早めに申し込んでおくことをお薦めします。

JAL・ANAのマイレージカード

 JAL・ANAともにクレジット機能のない「マイレージカード」もありますが、断然おすすめは提携クレジットカードです。マイルの溜まり方が全然違います。両者とも通常カード、中間カード(JALではCLUB-Aカード、ANAではワイドカード)、ゴールドカード、プラチナカードとグレードが別れています。

 年会費に関してですが、JAL・ANAとも通常カードで約2000円、中間カードで8000〜10000円、ゴールドで15000〜2000円程度といったところです(本記事執筆時点)。プラチナに関してはJALが33480円、ANAが70000〜80000円代と違いがあります(ANAはプラチナではなくプレミアムカードと呼んでいます)。

 なお、年会費はカードのブランドにより違いがあり、上で挙げたのは VISA, Master, JCB などのブランドの価格です。AMEXやDinersではやや高くなります。例えば、JALのAMEX通常カードは6480円で、他のブランドの3倍です。

航空会社提携クレジットカードは、マイルの溜まり方が全然違う

 (クレジットカードではない)マイレージカードとの違いは、なんといってもマイルの溜まり方。入会時特典として入ってくるマイルだけでなく、毎年の更新でもマイルが入ってきますし、飛行機に乗る度に通常よりも10〜50%多くマイルが加算されます。

 そして何より嬉しいのは、クレジットカードの支払でマイルが溜まること。これは航空券の購入だけでなく、全ての買い物に適応されます(電子マネーへのチャージなど一部例外あり)。社会人になれば毎月決まって支払う額というものがあります。例えば家賃、電気代、ガス代、水道代、携帯代、新聞代、NHK料金、インターネットプロバイダ料金などです。また、これ以外にも食費や衣類などにもお金がかかります。せっかく同じ額を支払うのであれば、それに対してマイルが溜まった方がお得ですよね。

 毎月20万円支出するとして、年間で240万円です。これをクレジットカード支払いにすれば、例えばANAのゴールドカードなら1%、すなわち24000マイルが入ります。これをそのままショッピングなどに利用することもできますが、一番いいのは特典航空券や特典アップグレードなどに換えることです。ショッピングでは1マイル1円ですが、特典航空券などに換えるのであれば1マイル2〜3円の価値はあります。

 このショッピング支払いに対するマイル還元だけで、新人でも2年に1回は海外旅行に行けたりします。国内ならもっとですね。実際には会社の出張などでもマイルが溜まるので、出張が多い方ならガンガン溜まっていきます。勉三の友人たちも出張でマイルを稼いで、無料で海外旅行に行っている人が多いです。

どのカードを作っておくべきか

 さて、JAL・ANAカードの必要性や魅力については理解して頂けたかなと思いますが、「色々あるけどどれがいいのよ?」っていう部分ですよね。

 まず、JALにするのか、ANAにするのか。勉三のおすすめとしては、両方作っておくことです。というのも、路線によっては片方しかなかったりしますし、自分のメインキャリアを決めていても空き便がない時は別の会社を使わざるを得ません。そんな時、例えばJALカードだけ作っていて、ANAカードがないのでは、予約時にも色々不便ですし、何より特典もつきませんし、アップグレードしてもらえる確率も低くなります。

 例えば、もしANAをメインキャリアにするのであれば、ANAはゴールドカードを作り、JALは通常カードにしておくといったように差をつけるのがいいと思います。もし余計なクレジットカードを作りたくないのであれば、クレジット機能のないマイレージカードというのもアリですが、いざというときの特典を考えるとおすすめできません。実際、勉三は両方持っていますが非常に便利ですよ。

 次に、メインキャリアの中でどのカードにするかも考えなければいけません。勉三のおすすめはゴールドです。クレジットカードで年会費が2万円近くするというのは高いと感じるかもしれません。ですが、ゴールドカードは非常にコスパがよく、年回数回以上飛行機にのる方ならほぼ確実に元が取れるからです。

 最大の違いはクレジットカードのショッピング支払いに対する還元率でしょう。例えばANAだと、通常カードの還元率は0.5%です(AMEXのみ1%)。つまり、1000円の買い物に対して5マイルということです。これがゴールドカードになると倍、すなわち1%になります。先ほどの例のように、年間240万円を支払うのであれば、通常カードであれば12000マイルでしかないのに対し、ゴールドであれば24000マイルです。単純に1マイル=1円換算でも12000円の差がつき、これだけでもほぼゴールドカードの元が取れています。特典航空券に還元するのであれば、1マイル2〜3円程度の価値になりますのでそれ以上です。

 ゴールドカードが優れているのはそれだけではなく、付帯保険についてもです。クレジットカードには大抵、付帯保険がついているのですが、通常カードの保険は最低限といった感じで頼りないです。ゴールドであれば付帯保険もしっかりしており、海外旅行時も別途旅行保険に加入する必要がなくなります。

次回予告

 今回、JAL・ANAカードの基本を解説したので、次回からは個別にどのカードがいいのかを徹底解剖していきたいと思います

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posted by 勉三 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア