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2020年01月18日

絶対知っておきたい時事英語(1):quid pro quo(交換条件)

quid pro quo(交換条件)

 ども勉三です。「仕事で使える英語表現」の姉妹講座として、今回から「絶対知っておきたい時事英語」を取り上げていきたいと思います。

 初回は去年は英語のニュースや新聞で何万回と使われたであろう quid pro quo という言葉です。今年もトランプ大統領の弾劾裁判(impeachment)がらみで多用されることは間違いないでしょう。知らない方はいまのうちに抑えておきましょう。

まずは用例から

 まずは用例から見て頂いたほうが分かりやすいと思います。

Ambassador Gordon Sondland declared to impeachment investigators Wednesday that President Donald Trump and his lawyer Rudy Giuliani explicitly sought a "quid pro quo" with Ukraine, leveraging an Oval Office visit for political investigations of Democrats. But he also came to believe the trade involved much more.

 Gordon Sondland 大使は水曜日、民主党の弾劾調査員がオーバルオフィス(ホワイトハウスの大統領執務室)を訪れた機会を利用し、調査員に対して、ドナルド・トランプと彼の弁護士である Rudy Giuliani がウクライナに対して明示的に交換条件を求めたことを証言した。しかし、彼は取り引きがそれだけに留まらなかったとも信じている。

原文引用:AP News

 背景を知らない方のために説明しておくと、問題となっているのは2019年、トランプ大統領がウクライナ大統領に対して、米国による軍事支援の見返りとして、(トランプ大統領の)政敵であるジョー・バイデン氏とその息子に対するウクライナでの活動について捜査を再開するように求めたという経緯です。

 もともとジョー・バイデン氏の次男が、ウクライナで天然ガス会社の取締役を務めており、この会社がウクライナ当局の捜査対象となっていたのですが、当時オバマ政権で副大統領であったジョー・バイデン氏がウクライナを訪れた際にウクライナの検事総長の解任を求め、実際に解任されて結果的に次男への捜査が打ち切られたと言う経緯があります。

 トランプ大統領はこの捜査を再開するように求めており、上記のような経緯もあり、それ自体が絶対に悪いことだとは言えないのですが、交換材料が軍事支援ということもあり大統領の職権乱用ではないかと問題になっているのが、今の米国の弾劾裁判の背景です。

 この「見返り」というのを表すために quid pro quo という言葉が連日のようにメディアで取り上げられており、ニュースや新聞などで目や耳にしたことのある方もいるかもしれません。

語源はラテン語

 この少々聞きなれない言葉。元々はラテン語で、英語に直訳すれば something for something という意味になるようです。

 それほど頻度は高くないですが、今回の弾劾裁判でしか使われない単語というわけでもなく、たまにアメリカの映画やドラマなどでも耳にすることがあります。

 訳として「見返り」や「対価」という日本語が充てられることも多く、それでも意味は通るのですが、それならば payback や reward などでもいいはずです。quid pro quo が使われるのは、こちらからの情報やアクションを提供する代わりに、それを交渉材料として相手から何かを引き出すというコンテキストで使われることが多いようです。今回の弾劾裁判はまさにぴったりのシチュエーションというわけですね。

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posted by 勉三 at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語
2020年01月17日

知人の結婚式は行くべき?行かないべき?

もし知人から結婚式に誘われたら…?

 「マコなり社長」という方が YouTube で「結婚式は行かなくていい」という動画をアップして、これがちょっとした論争を巻き起こしているようです。さて、みなさんは結婚式に誘われたら行きますか? 多分、(毎回乗り気というわけではなくても)行くという方が多いんじゃないでしょうか。

 ちなみに勉三のスタンスははっきりしています。挙式・披露宴であれば行きます。二次会は行きません。もちろん価値観は人それぞれなので強要はしませんが、このルールを皆さんにもお勧めします。理由を説明しましょう。

挙式・披露宴は貴重な枠を割いてまで呼んでくれたことに感謝

 一口に結婚式といっても、挙式・披露宴と、その後にある二次会というのは全く性格が異なるものだと思います。挙式・披露宴は、会場の制約があったり、あるいは誰は呼ぶべき呼ばないべきといった事情があります。友人全てを呼べるものではないと思います。席が限られているのです。

 そんな中、貴重な「枠」を割いてまで呼んでくれるのであれば、可能な限りその意には答えたいというのが勉三の考えです。挙式・披露宴はフォーマルな場ですから、社会人としてフォーマルなお誘いは無下に断るものではないという理由もあります。

 また、挙式・披露宴の招待客にはお車代と称して交通費が出るのが通常かと思います。わざわざ遠方にいる人を呼ぶ場合は、交通費は出して当然だと思っているので、これも挙式や披露宴には行く理由です。逆にいえばそういった費用が出ないなら行きません。

 「お祝儀が痛い」という意見もあるかもしれませんが、出てくる料理などもそれなりにグレードが高いものですし、そこは社交費として我慢するしかありません。

 なお、引き出物の類は基本的に速攻で捨てます。勉三は基本的に贈り物は邪魔なのですぐ捨てるタイプです。しょうもないものなら帰りの駅のごみ箱に捨てます。最近はカタログから選べるタイプのもありますが、大したものも選べないですしねえ。

二次会は全く出る意味なし!

 一方で、いわゆる結婚式の二次会というものは、勉三は基本お断りしています。二次会に呼ばれるというのは2つのパターンがあります。1つは、挙式や披露宴にも出て、二次会も呼ばれるというパターン。もう挙式や披露宴で相当な時間を費やし貴重な休日を潰しているのですから、それ以上は他人様を拘束すべきではないと思っています。

 「挙式や披露宴ではじっくり喋れないから二次会で」という人もいるかもしれませんが、それなら別の機会に食事に行けばいい話です。勉三の経験上、二次会でもじっくり喋れたことなんてありません。

 もう1つ、挙式や披露宴には呼ばずに、二次会だけ呼ぶパターン。これは最悪です。絶対に行きません。挙式や披露宴に呼ばないという時点で「あなたは正式な枠には入らなかった」という扱いなわけです。いや、それは別にいいのです。色々事情があるでしょうから。それなら二次会にも呼ばないで欲しいのです。

 二次会だけ呼ぶというのは「あなたは正式な枠ではないけど、私たちのために盛り上げてね」というスタンス。しかも、二次会は交通費も出ないことが多いですし、食事のグレードもぐんと下がる。恐らく、5000円〜10000円ぐらいの間ぐらいは会費を取るのではないかと思いますが、2000円ぐらいの価値の食事しか出てきません。

スタンスを持つことが大事

 土日に街を歩いていると、明らかに結婚式に行く途中、あるいは変える途中の人達に多く遭遇します。あれを見ると暇だなあと思ってしまいます。もちろん、親族であったり大の親友であったり恩師であったりと大事な人の結婚式であれば意義があると思います。

 しかし、そんなに親しくもない人の結婚式、それも唯の二次会という名前の「都合のいいイベント」に行くために貴重な時間を費やしているのは、あまりいいことだとは思いません。

 私の考えはマコなり社長とは異なりますが、常識にとらわれて人付き合いで自分の時間を浪費すべきではないというのは同意です。大事なのはスタンスを持つことです。皆さんも、どういうときは誘いを受けるか、どういうときは断るか決めておくと良いのではないでしょうか。

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posted by 勉三 at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライフスタイル
2020年01月08日

日本人は中国人を見習うべき!?キャリア観に見る日中格差

 ども勉三です。日本人のキャリア観が草食化したと言われて久しいです。出世もしたくないし、高い給料も要らない。代わりに少しでも楽な仕事がいい。一昔前は「24時間働けますか?」と言っていたのが隔世の感があります。

 最近は日本社会にも中国出身者が増え、職場で彼らと一緒に働いているという人も少なくないはず。勉三も中国出身者と一緒に働くことが何度かあったのですが、彼らの野心的なキャリア観をもう少し日本人は見習ってもいいのではと感じています。さて、今回はキャリアに対する価値観を日中で比較してみたいと思います。

より高い収入を目指す中国人 vs 無難に勤め上げることを目指す日本人

 中国人は就職先を安住の場とは考えておらず、よりよい待遇の職場があれば移っていくための一時的な場と考えているようです。

 一方で日本人は就職してしまうと、特段の理由がない限りはそこでずっと働き続けようとする傾向にあります。日本人が新卒で就職すると、最初のうちは多少やる気を見せますが、2〜3年もすると多くの人はスキルアップよりも、結婚あるいは家や車の購入のことを考えるようになります。そして次第にそれらを守るために仕事をするように主従逆転し、いかに波風立てずに長く働けるかばかりを気にするようになります。

 もちろん、日本人だって転職は珍しくなくなりました。しかし、日本人の転職理由は人間関係、リストラ、配偶者の異動などが主な目的で、収入を上げるために能動的に転職という人は少ないようです。収入よりも仕事のやりがいだとかを求める人が多い。その点で、口を開けば待遇を理由に挙げる中国人とは大きな差を感じます。

スキルアップを欠かさない中国人 vs 仕事で求められていることしか勉強しない日本人

 転職を常に考えている中国人にとって、スキルアップは欠かせないものです。中国人と話をしているととにかく勉強熱心な人が多い。知らない分野について「良い本はないか?」と中国人から聞かれたことが何度もあります。

 一方で日本人は自分の仕事で求められていることは勉強するのですが、それ以外はあまり勉強しません。こう言うと「日本人だって仕事に関係のないプログラミングや会計などを勉強している人は多いだろ」と反論されるかもしれません。もちろん、そのことは勉三も知っています。そういう意味でなら勉強熱心な日本人は多いです。

 しかしながら、過去の記事でも繰り返し述べていますが、「スキルは経歴として具現化させないと意味がない」のです。プログラミングや会計を勉強したとしても、それを仕事でしていたと言えるような経歴がないと価値が薄いのです。

 例えば、私は最初の仕事が研究職でしたが、研究職がいくら「私は専門分野の勉強だけでなく、会計や財務についても自主的に本を買って勉強していました」と主張しても、転職市場では付加価値にならないでしょう。その後、コンサルに転職したのですが、コンサルであれば「日常的にPLをいかに改善するかという観点からクライアントの問題解決に取り組んでおり、M&A案件では財務諸表をモデリングしガリガリ回す経験も何度か経験している」とアピールできるわけです。研究職は会計に弱い(使わない)、コンサルは会計の知識もあるというのはレッテルで、実際にはそうでないケースもあるかもしれませんが、人は肩書で判断するものです。

 なので、勉強したことは経歴(転職でなくとも異動でも経歴になります)で具現化し、きちんとそのスキルの裏付けができないと対外的は意味がないのです。中国人はそこまで考えています。日本人はせっかく勉強しても、異動や転職をせず自己満足で終わっている人が多いです。もちろん、異動・転職だけでなく検定やテストを受けて履歴書に書くという手段もありますが、実務経験がないと厳しい。

ゆくゆくは独立を狙っている中国人 vs 独立など夢にも考えない日本人

 そしてこれが最も大きな違いかもしれませんが、中国人は雇われではなく最終的には独立し一国一城の主になることを夢見ています。一方で日本人はどうでしょうか。起業というと、まず真っ先に失敗の事ばかりが頭に浮かび、否定から入ってしまうのではないでしょうか。

 確かに最終的に起業まで到達する中国人は必ずしも多くないかもしれません。しかし、それでもいいのです。何故なら、独立を考えながら仕事をすることは、雇われている間にもプラスに働くからです。

 よく日本の企業で「経営者目線をもて」とか口うるさく言われますが、独立を考えながら仕事をしていると自然と経営者目線になります。そして仕事に対するオーナーシップも身につき、より深く仕事のことを考えるようになります。

最後に

 いかがでしたでしょうか。今回は日本人と中国人のキャリア観を比較してみました。こうしてみると、ずいぶんと日本人は草食化というか牙を抜かれてしまっているなあと感じます。

 しかしながら、日本だってかつては豊田佐吉、本田宗一郎、松下幸之助のような野心溢れる若者たちがいたわけです。丁稚で終わらず必ず暖簾分けして身を起こすんだという起業家スピリッツに溢れていました。それが社会が豊かになると完全に向上心が無くなってしまったのです。

 中国人みたいになれとは言わないまでにしても、昔の日本のハングリー精神を思い出しても良いのではないでしょうか?

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posted by 勉三 at 17:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事・キャリア